株式11日のニューヨーク株式市場でダウ工業株30種平均は4日続落し、前日比2ドル43セント(0.00%)安の3万8459ドル08セントで終えた。下げは小幅にとどまった。同日発表の3月の米卸売物価指数(PPI)が市場予想ほど上昇しなかったことで、インフレ加速への警戒が和らいだ。ダウ平均の構成銘柄では、トラベラーズやユナイテッドヘルス・グループといったディフェンシブ株が下げた。12日に始まる大手金融機関の決算発表を控え、15日発表予定のゴールドマン・サックスも売られた。半面、アップルが4%強上昇した。S&P500種株価指数は反発。前日比38.42ポイント(0.74%)高の5199.06で終えた。ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数も反発。前日比271.838ポイント(1.68%)高の1万6442.198で終えた。エヌビディアが大幅に続伸し、アドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)も上げた。債券ニューヨーク債券市場で長期債相場は続落した。長期金利の指標となる表面利率4.000%の10年物国債利回りは前日比0.04%高い(価格は安い)4.59%で終えた。米PPIの結果からインフレ加速への警戒感は和らいだものの、10日に発表された強い米CPIを根拠に、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ時期が先送りになるとの見方は続いている。債券市場ではインフレの沈静化は時間がかかるとの見方から売りが優勢になっている。 為替11日のニューヨーク外国為替市場で円相場は小幅に続落。前日比10銭円安・ドル高の1ドル=153円25〜35銭で取引を終えた。一時は153円32銭近辺と、1990年6月以来約34年ぶりの安値を付けた。米長期金利が上昇し、日米金利差の拡大が意識され円売り・ドル買いが優勢だった。もっとも、前日に引き続き日本政府による円買い介入への警戒感は根強く、ドル高の勢いに比べて円安の進行は抑えられているとの見方がある。高値は152円80銭だった。商品11日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は反落した。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の5月物は前日比1.19ドル(1.4%)安の1バレル85.02ドルで取引を終えた。米国のインフレの沈静化に時間がかかり、高金利環境が長引くなら、原油需要が伸び悩むとの懸念が意識された。ニューヨーク金先物相場は反発した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引の中心である6月物は前日比24.3ドル(1.0%)高の1トロイオンス2372.7ドルで取引を終えた。ワンポイントダウ平均の下落は小幅にとどまりました。11日発表の米PPIの伸びが市場予想を下回ったことでインフレへの警戒感が和らぎ、逆にS&P500種株価指数やナスダック総合株価指数は反発しました。情報技術や通信関連の銘柄群が上昇しました。米国のインフレ関連指標に一喜一憂する相場環境が続いています。【関連記事】・米CPIショック、市場への影響は?専門家に聞く・ECB、利下げ転換を示唆 ラガルド氏「6月に多くの情報」・ユーロに先安観 利下げ先行論、対ドルで2カ月ぶり安値・NYダウ小幅続落、2ドル安 アップルなどに押し目買い

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