1人乗りのガチ仕様!
日産のアメリカ法人は、ラスベガスで開催されるSEMAショー(会期:2026年11月3日〜6日)で、モータースポーツへの参戦を想定したコンセプトモデル「プロジェクト NAT2 SCCAツーリング2 Z」を公開しました。
【画像】超カッコイイ! これが日産「NAT2 SCCAツーリング2 Z」です! 画像で見る!(36枚)
プロジェクト NAT2 SCCAツーリング2 Zは、ピュアスポーツモデル「Z」(日本名:フェアレディZ)をベースにしたチューニングモデルです。
アメリカのモータースポーツ団体「SCCA(スポーツカー・クラブ・オブ・アメリカ)」が定める、市販車ベースの競技クラス「ツーリング2」の規定に合わせて製作されました。
世界初公開の日産「NAT2 SCCAツーリング2 Z」(くるまのニュース)
手がけたのは、モータースポーツを愛好する日産の従業員で構成された有志チーム「NAT(ニッサン・アクセラレーション・チーム)」です。NISMO製パーツや社外メーカーの製品を用いて、競技規定に対応した本格的なレーシングマシンへと生まれ変わらせました。
エンジンはベース車の3リッターV型6気筒ガソリンツインターボ(VR30DDTT)をベースに、NISMO製の吸気システムや専用エキゾーストなど数多くの競技向けパーツを組み込み、サーキット走行に求められる性能と耐久性を追求しています。
足まわりはNISMO製の車高調整式サスペンションや強化スタビライザーを採用。RAYS製の18インチ鍛造アルミホイールに275/35ZR18サイズのタイヤを組み合わせています。
ブレーキはフロントにZ1モータースポーツ製のモノブロック6ピストンキャリパーと直径380mmローターを採用。一方、リアのキャリパーとローターは競技規定に従って純正のままとなっています。
エクステリアは、NISMOが発足した当時のトリコロールカラーを再現し、往年の日産レーシングカーを彷彿とさせるデザインとしています。
競技規定に対応したロールバーが組み込まれたインテリアは、内張り、防音材、助手席、空調、オーディオ機器など、競技に不要なものはすべて取り外した本格レース仕様。1人乗りとなっているほか、走行データを記録するデータロガーや車載カメラを備え、走行状況の詳細な分析を可能にしています。
日産の従業員自らが競技への情熱を形にしたこの一台は、日産とモータースポーツの深い結びつきを改めて印象づけ、SEMAショーで注目を集めそうです。
近藤 英嗣
