奈良の秋の風物詩「正倉院展」では、グッズショップ巡りも定番コースになりつつあります。今年も館内のショップと、会場を出てすぐのところにある屋外の特設ショップ「天平」の2か所で、それぞれ異なる商品が販売されています。お土産にぴったりのお菓子から普段使いできそうなアイテムまで、多彩なラインナップがそろっていました。

奈良国立博物館内ミュージアムショップ
毎年、勅封が解かれるのに合わせて開催される正倉院展では、その年の出陳宝物をモチーフにしたグッズを楽しみにされているファンも多いのではないでしょうか。

「第78回」の思い出に Wクリアファイル 660円など


第78回の今回は、ポスターでも取り上げられている「漆胡瓶(しっこへい)」や、「紅牙撥鏤碁子(こうげばちるのきし)」「紺牙撥鏤碁子(こんげばちるのきし)」などのグッズが目立ちました。

山中塗りステンレスボトル 3850円


「漆胡瓶」に描かれた文様を切り出してデザインされたステンレスボトルです。140ミリ・リットルと持ち運びに便利なミニサイズで、これからの季節、温かいものをちょっと飲みたいときに重宝しそう。写真の黒色と白色の2色展開です。

トートバッグ 1650円


こちらも漆胡瓶を描いたトートバッグです。肩ひもが長めのデザイン。

特設ショップ「天平」
奈良国立博物館から出て、すぐ目の前にある特設ショップ「天平」へ。こちらもお見逃しなく。

会場出口からすぐ! 奈良公園のお客さまもお立ち寄りいただけます
“天平のモノグラム” ロングストール 7920円


ミュージアムが大好きなメンバーが集まる通信販売「フェリシモ」の「ミュージアム部」から、おしゃれなアイテムが登場しました。「紫檀木画槽琵琶(したんもくがのそうのびわ)ロングストール」は、花菱の文様が交互に配され、どこか高級メゾンのアイテムを思わせます。紫地と淡い水色を基調にした薄手の綿が重ねられており、どちらの面も装いのアクセントになりそうです。

チョコレート缶 1296円など

天平もお菓子が充実しています。缶の蓋をスライドさせると、中のチョコレートは「紅牙撥鏤碁子」「紺牙撥鏤碁子」そのもの! 碁子に描かれた「花喰鳥(はなくいどり)」を表した飴はいちごミルク味で10粒入り864円、漆胡瓶の巾着の中身はクランチチョコレート(1080円)です。

清浄歓喜団 1620円


奈良時代に唐から伝わった「唐菓子」は、和菓子の源流とも言われます。そのひとつ、京都の老舗・亀屋清永が手がける「清浄歓喜団」の正倉院展バージョンが登場しました。白檀などのお香を練り込んだこしあんを包み、ごま油で揚げてあるそうです。巾着のような形の底に親指をあて、押し上げて割っていただきます。聖武天皇も宮中の儀礼などで口にしたことがあるでしょうか。そんな思いを巡らせながら、ぜひお試しください。

カラフルプリントタオルハンカチ 1540円


店内でひときわ目をひくカラフルさ! 「ときめきあふれるステーショナリー」を届けるGreenFlashとのコラボで、正倉院正倉を中心に、さまざまな宝物やその文様がデザインされています。A4クリアファイル(825円)は中で3層に仕切られていて便利です。

ピンバッジ 990円


最後にショップ担当イチオシをご紹介。「細かい文様の再現にこだわりました」というピンバッジです。

※商品は完売や入荷待ちの場合もありますので、あらかじめご了承ください。

(読売新聞美術展ナビ編集班)

正倉院展のチケットは美術展ナビチケットアプリ(スマホ)で好評発売中


第78回 正倉院展

会場:奈良国立博物館 東西新館(奈良市登大路町50 奈良公園内)

会期:2026年10月24日(土)~11月9日(月)

休館日:会期中は無休

開館時間:8:00~18:00 ※金土日祝は20時まで
(入場は閉館の60分前まで)

観覧料(日時指定券):一般2,000円(1,500円)、高大生1,500円(1,000円)、小中生500円(無料)、キャンパスメンバーズ学生400円 ※カッコ内はレイト割料金(月~木は16時以降、金~日と祝日は17時以降)
日時指定枠に空きがある場合には、博物館敷地内の特設窓口にて当日の「日時指定券」を販売するが、1枚ごとに200円の発券料がかかる。

詳しくは正倉院展公式サイト(https://shosoin-ten.jp/)、博物館公式ホームページへ。

◇「第78回 正倉院展」(奈良国立博物館)徹底ガイド 10月24日から11月9日まで 見どころからグッズまで

以下は開幕記事です。

古都奈良の秋の風物詩「第78回 正倉院展」が奈良国立博物館(奈良公園内)で10月24日(土)から11月9日(月)まで開催されます。開幕前日の報道内覧会を取材しました。今年はシルクロードを感じさせる宝物が特に充実していました。

漆胡瓶(ペルシア風の水差し) 中国・唐(8世紀) 北倉
伎楽面 酔胡従(楽舞用の面)奈良時代(8世紀) 南倉
鳥獣花背方鏡(霊獣と葡萄文様の鏡) 中国・唐(7世紀)南倉
白瑠璃瓶(ガラスの水差し) 西アジア(9~11世紀) 中倉
紅牙撥鏤碁子(染め象牙の碁石)中国・唐または奈良時代(8世紀) 北倉
明度五十校計経(光明皇后発願の写経)(部分)奈良時代(8世紀)聖語蔵/光明皇后が亡き父母(藤原不比等、県犬養橘三千代)のために書写させた一切経「五月一日経」のうちの一巻
正倉院の神秘性を示す異色の宝物「龍(ニホンテン)のミイラ」

週末の正倉院展、雨予報で「残念…」と思っている方も多いと思います。ただ、今回は足利義満が宝庫を拝見した時、義教が蘭奢待を切り取った時など、開検のたびに雨が降る”原因”とされた「虹龍こうりゅう」(ニホンテンのミイラ)が出陳されています。雨もまた正倉院の神秘に触れる一つの演出かもしれません。

「虹龍(こうりゅう)」(ニホンテンのミイラ)南倉 前回出陳年:2008年

◇虹龍の調査については下の記事の中ほどで詳しく↓

館内、館外(天平)の2つの特設ショップもパワーアップ!
館内特設ショップには新たに「奈良博内匠寮」が登場
新たなグッズが続々登場している「天平」
「天平」では過去の図録も並んでいます

(読売新聞美術展ナビ編集班 岡本公樹)

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