
賞金ボードを高々と掲げる山口拳矢
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熊本競輪場の「令和8年熊本地震復興事業 開設76周年記念・火の国杯争奪戦」(G3)は25日、12Rで決勝戦が行われ、3番手を取った山口拳矢(30=岐阜・117期)が番手捲りに出た嘉永泰斗の内を突いてV。6回目のG3優勝を飾った。2着に嘉永、3着は真杉匠が入った。
勝負勘がさえて、賞金の大幅加算に成功した。単騎が5人の難解レースを制したのは山口。先月の地元・岐阜記念に続き、2カ月連続のG3制覇を決めた。
「単騎で実質2分戦。枠が悪かったし、位置取りが勝負だと思っていた。まさか前を取れるとは思っていなかったですけど」
俊敏スタートで前を取ると「地元勢でも深谷(知広)さんでも、来た方を迎え入れようと思っていた」の作戦通りに上昇した嘉永を入れて3番手を奪取。その後も「理想の展開だった」と、してやったりの流れになった。
「必ず番手から出る嘉永君の内でも外でも行けるように狙っていた」
空いた内を見逃さず、地元記念制覇を狙った嘉永の横をすり抜けて、Vゴールに飛び込んだ。
「前半戦はあまり結果を出せなかったけど、岐阜とここを勝てて、まだまだ賞金争いに参加できる。防府記念(31日~11月3日)の追加も入ったし、疲労を取って臨みたい」
グランプリ争いも終盤にさしかかった。勢いに乗った山口が、防府でも大暴れする。
◇山口 拳矢(やまぐち・けんや)1996年(平8)1月26日生まれ、岐阜県大垣市出身の30歳。20年5月、117期生としてプロデビュー。通算成績は520戦210勝。41V(うちG1は1V、G2は1V、G3は6V)。1メートル66、70キロ、血液型A。
