「NBA on Prime 2026-2027 シーズン グローバル・プレゼンテーション」がニューヨークで開催 [写真]=Getty Images

バスケットボールキング編集部

 10月13日(現地時間10月12日)、アメリカ・ニューヨークにて「NBA on Prime 2026-2027 シーズン グローバル・プレゼンテーション」が開催された。AmazonのPrime VideoとNBAによる11年間に及ぶ大型パートナーシップの配信2年目(2026-27シーズン)開幕を前に行われたこのイベントでは、世界的成功を収めた初年度(2025-26シーズン)の実績報告とともに、新シーズンの放映計画や機能強化、注目のカナダ市場への新規参入などが発表された。

■世界220以上の国・地域で130億分再生…中南米や欧州で視聴者が急増

 イベントの冒頭、登壇したAmazon エグゼクティブのベルナルド・シャティヨン Prime Video スポーツ ヨーロッパ責任者は、11年パートナーシップの初年度となった昨シーズンのグローバル成果をプレゼンテーションした。Prime Videoにおけるライブスポーツ配信は、2018年にテニスのUSオープンやサッカーのプレミアリーグの放映権獲得から始まり、NFL『Thursday Night Football』やUEFAチャンピオンズリーグなど世界中でポートフォリオを拡大してきた。そして昨シーズン、NBAとの歴史的な放映権契約を締結し、全世界220以上の国・地域で『NBA on Prime』をスタートさせた。

 シャティヨン氏によると、配信初年度の『NBA on Prime』は全世界で2億2700万台のデバイスからアクセスされ、総視聴時間は130億分を突破。アメリカ以外におけるNBAの視聴者数は前年比28パーセント増と驚異的な成長を記録した。地域別でも、日本やフィリピンなど熱烈なファンベースを抱えるアジア太平洋地域で前年比29パーセント増、ブラジルやメキシコ、アルゼンチンなどのラテンアメリカ地域で前年比80パーセント増を達成。さらに時差の大きいヨーロッパ地域でも前年比129パーセント増と倍以上の視聴者を獲得し、過去最高のシーズンとなったことが明かされた。

ヨーロッパ、アジア、南米での中継実績を報告。日本の中継についてもレポートされた [写真]=バスケットボールキング

 また、カリフォルニア州カルバーシティに新設された「NBA on Prime スタジオ」は、22台のカメラとフルLEDフロアのハーフコートを備えた世界最新鋭の施設として稼働。全世界の視聴者に向け、国ごとのニーズに合わせて14言語でローカライズされた高品質なコンテンツを提供し続けている。

■カナダ市場へ初参入…東地区決勝の独占生中継や「Rapid Recap」など新機能も拡充

NBA on Primeは2年目に突入。さらなる施策が発表された [写真]=バスケットボールキング

 続いて、グスタボ・コエーリョ Prime Video スポーツ中南米責任者と、マーク・シャピロ Prime Video カナダ責任者との対談が行われ、今シーズン最大のトピックの一つである「カナダ市場への本格参入」が力強く宣言された。

 実はバスケットボールとカナダの間には深い縁が存在する。それをシャピロ氏が解説。バスケットボール考案者であるジェームズ・ナイスミス博士がカナダ出身であることや、1946年のBAA(NBAの前身)初の試合はニューヨーク・ニッカーボッカーズとカナダのチーム、トロント・ハスキーズで行われたこと。さらに1995年のトロント・ラプターズ誕生、1998年のヴィンス・カーター入団を経て1999〜2000年ごろに巻き起こった「ヴィンサニティ」、カナダ人初となるスティーブ・ナッシュ(元フェニックス・のサンズほか)のMVP獲得、そして2019年のラプターズ初優勝といったかかわりを解説した。現在でも、カナダ人のシェイ・ギルジャス・アレクサンダー(オクラホマシティ・サンダー)のMVP級の活躍や、2026年5月のWNBA「トロント・テンポ」発足など熱気が高まる最高のタイミングで、カナダのプライム会員に『NBA on Prime』を届けられることになった。

 配信2年目となる2026-27シーズンは、放映コンテンツもさらにパワーアップする。最大の目玉として、5月に行われる「イースタン・カンファレンス ファイナル(東地区決勝)」全試合の初独占生中継が決定。加えて「エミレーツ NBAカップ」全ノックアウトラウンドの独占中継に加え、フランス人のヴィクター・ウェンバンヤマが所属するサンアントニオ・スパーズとニューオーリンズ・ペリカンズで行われる「NBAパリ・ゲーム2027」や「NBAマンチェスター・ゲーム」などのグローバルゲームの中継が予定されている。

 機能面においても、最先端テクノロジーによるユーザー体験の向上を発表。試合途中から視聴を開始したファン向けに、AIがわずか2分間で直前の試合展開を自動要約して見逃しを防ぐ「Rapid Recap」、試聴画面上にリアルタイムで統合されるスタッツ表示画面、NBA League Passユーザー向けのマルチ画面同時視聴機能「Multiview」などが導入される。

 カルバーシティのスタジオからは、テイラー・ルックスがMCを務める『Pregame』『The Half』『Nightcap』などのフラッグシップ番組を届ける。解説陣にはダーク・ノビツキー、スティーブ・ナッシュ、ブレイク・グリフィン、ウドニス・ハスレム、ジョン・ウォール、カイル・ローリー、ドウェイン・ウェイド、キャンデース・パーカーら超豪華レジェンド陣が名を連ね、世界中のファンへ最高のエンターテインメントを提供していく。

取材・ 文=入江美紀雄(バスケットボールキング編集部)

Share.