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お気に入りの服も、ボタンを替えるだけで違った表情に。神戸・三宮の高架下にあるボタン専門店『トシボタン』には、レトロなデザインから個性的なものまで、多彩なボタンが並びます。
![ボタンってこんなに面白い!鉄道、宝塚、野球までそろう、三宮の『トシボタン』の奥深い世界 [画像]](https://www.walknews.com/wp-content/uploads/2026/10/img6ad5c8c201ad7_xl.jpg)
洋服の付け替え用としてはもちろん、アクセサリーや小物のアレンジにも活躍するボタン。1957年(昭和32年)の創業以来、ボタンを通じて多くの人の洋服づくりを支えてきた同店で、その奥深い魅力を探りました。
![ボタンってこんなに面白い!鉄道、宝塚、野球までそろう、三宮の『トシボタン』の奥深い世界 [画像]](https://www.walknews.com/wp-content/uploads/2026/10/img6ad5c8e0c02ec_xl.jpg)
「ここは洋服を作る人向けのボタン屋さんでした」と話す店主の石田光ニさん。現在は、奥様の文惠さんと夫婦二人三脚で店を営んでいます。
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戦後の日本では物資が不足し、既製服も今ほど身近ではなかったことから、自分で洋服を仕立てる人も多くいました。そんな衣服づくりに欠かせない存在だったボタンですが、近年はアクセサリーやバッグのワンポイントなど、楽しみ方も広がっています。
店内を案内してもらうと、思わず驚くようなボタンにも出会いました。
蒸気機関車の車輪をモチーフにした鉄道ボタン。カフスボタンに加工しても可愛いですね
鉄道モチーフのボタンは、蒸気機関車の車輪をデザインしたもの。鉄道といえば電車を思い浮かべがちですが、思いがけないモチーフに驚かされます。筆者も取材後、このボタンのかわいさが忘れられず、翌日改めて購入しに訪れました。
宝塚歌劇団の衣装に使われた「宝塚ボタン」。左上のボタンは裏側に縦のくぼみがあり、指に沿いやすい形から指輪にアレンジするファンもいるそう
続いて見せてもらったのは、宝塚歌劇団の衣装に使われた通称「宝塚ボタン」。実際に衣装に使われていたボタンを手にできることから、宝塚ファンがよく買いに来るそうです。
野球ファン注目の球団ボタン
さらに、野球好きにはたまらない球団公式ボタンも。巨人のマークが入ったボタンに加え、阪神タイガースのボタンも見せていただきました。
阪神タイガースのボタンは、バラ売り分が売り切れ、現在はボックス販売のみとのこと。特別に見せてもらった虎柄のデザインに、思わず心が躍りました。
アワビ、アコヤ、タカヤに最高級の白蝶貝まで。優美な貝ボタンが勢揃い
水牛や木、貝など、素材もさまざま。季節によってもボタンの色やデザインは異なり、透明感のあるものやパステルカラーは春夏、落ち着いたシックな色合いのものは秋冬の服によく合います。
かつては春・夏・秋・冬に加え、「梅春ボタン」を含めた五季という考え方もあったそう。梅春ボタンは、年始の挨拶回りに着るために仕立てた服に使われていたといいます。現在は春夏・秋冬の二季に分けて選ぶことが多くなりました。
生産終了した貴重なボタンをリメイクした石田さんお手製の指輪やストールピン。一期一会の出会いにときめきます
生産が終了する商品もあり、同じボタンに再び出会えるとは限りません。小さなボタンにも、時代とともに変わるファッションや暮らしが映し出されています。
取材中には、結婚式に着ていく服のボタンを探すお客さんの姿も。用途を聞きながら一緒にボタンを選び、「めちゃくちゃ可愛い!服に合うと思う!」と喜ぶお客さんを笑顔で見守る石田さん。お客さんの気持ちに丁寧に寄り添いながら、明るく楽しそうに接客する姿が印象的でした。
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![ボタンってこんなに面白い!鉄道、宝塚、野球までそろう、三宮の『トシボタン』の奥深い世界 [画像]](https://www.walknews.com/wp-content/uploads/2026/10/img6ad5cadd9c1ab_xl.jpg)
創業以来、時代とともに変化するボタンの楽しみ方を見つめてきた『トシボタン』。ボタンそのものの魅力はもちろん、石田さんと会話を交わしながらお気に入りを探す時間も、同店ならではの楽しみのひとつです。
