米本土・中東・オーストラリア・南米まで射程に…北朝鮮、ICBMの「攻撃圏状況図」を公開

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

2026.10.14 06:43

北朝鮮の労働新聞は13日、朝鮮労働党創建81周年(10日)を記念し、第2経済委員会の国防革命博物館の開館式が11日に行われたと報じた。金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長は娘のジュエ氏とともに開館式に出席し、「強力な主体兵器は、独自の発展と進化の過程を経て、今後も絶え間なく開発・完成されていくだろう」と述べ、国防力の強化を続ける方針を改めて確認した。[労働新聞=ニュース1]

北朝鮮が国防革命博物館を開館し、米本土を射程に収める大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星20型」などの新型兵器システムを展示した。中東・南米・オーストラリアまで含む「攻撃圏状況図」も公開した。世界規模の戦略的抑止力を誇示するとともに、今後の米朝交渉で核をめぐる交渉力を高めるための布石とみられる。

労働新聞は13日、朝鮮労働党創建81周年を迎え、11日に第2経済委員会の国防革命博物館の開館式が行われたと報じた。ICBM、極超音速ミサイル、潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)などの展示の様子が公開された。移動式発射台(TEL)に搭載された火星20型や、多弾頭の搭載構造を示すと推定される内部図面、米本土などを示した攻撃圏状況図も含まれていた。同紙は、ほかの兵器とは異なり、火星20型については説明パネルを正面から撮影した写真を公開した。ドナルド・トランプ米大統領が12日(現地時間)、アジア訪問中に金正恩委員長と会談する可能性を問われ、「そうなる可能性もある」と答えた中で、核保有の事実を認めるよう求めるメッセージとも受け取れる。慶南(キョンナム)大学極東問題研究所のイム・ウルチュル教授は「非核化交渉は考慮せず、『世界的な核保有国』としての地位を固定化しようとする意図だ」と分析した。

中長距離極超音速ミサイル「火星16ナ型」には、朝鮮語(韓国語)の子音字と数字を組み合わせた表記が確認された。韓国国防フォーラムのシン・ジョンウ事務総長は「末尾の数字は製造番号である可能性がある」と分析した。開発段階を超え、量産段階に入ったことを誇示しようとする意図があるという。短距離極超音速ミサイル「火星11マ1型」も公開され、さまざまな作戦距離で変則的な機動が可能であることを誇示する狙いがあるとみられる。ロシアの「パンツィリ」に類似した近距離防空システムも展示された。シン事務総長は「ロシアから技術支援を受けたとみられる」と述べた。




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