県内の最低賃金は64円引き上げられ「1090円」となることが決まりました。ひと月半におよぶ労使の話し合いで溝は埋まらず、多数決での決着となりました。

(山下香織キャスター)
「新たな最低賃金について労使などが話し合う専門部会はきょうで6回目の開催です。引き上げ額の合意に至るのでしょうか」

 県内の最低賃金は現在1026円。労働者側は74円の引き上げ、経営者側は国が示した目安に2円上乗せした58円の引き上げを提示しました。非公開の協議でも折り合いがつかず、有識者ででつくる「公益代表委員」が引き上げ額を示すことに。

(鹿児島地方最低賃金審議会 川口俊一会長)
「現行時間額1026円を64円引き上げ、1090円とすることが適当であると判断」

 採決の結果経営者側は全員反対したものの賛成多数となりました。64円の引き上げは、上げ幅が過去最大だった去年の73円に次ぐ上げ幅だということです。

(労働者代表 白石裕治委員)
「望んでいた金額ではなかったが、この金額であれば鹿児島の県民の最低賃金近郊で働く人たちの手助けになるのかなと」

(使用者代表 濵上剛一郎委員)
「率直に言って非常に厳しい数字/特に中小零細企業の事業者には大きなインパクトがあるんじゃないか」

 最低賃金はこのあと開かれた審議会でも可決され、鹿児島労働局に答申されました。

(鹿児島地方最低賃金審議会 川口俊一会長)
「労使それぞれの立場で自分たちの主張、議論に真摯に向き合って頂いて回数が増えた。そういった意味では前向きな議論を労使ともにして頂いた」

 新しい最低賃金は10月25日から適用される見通しです。

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