(ブルームバーグ):米航空大手ユナイテッド・エアラインズ・ホールディングスは25日、2027年に欧州とアジアの10都市を路線網に追加すると発表した。日本ではサンフランシスコ―沖縄間の直行便を新設するほか、ロサンゼルス―大阪線も新たに開設する。エアバスの新型長距離ナローボディー機を投入し、海外旅行を楽しみたい米国人の需要を取り込む。
同社の発表によると、現時点ではユナイテッドは沖縄への直行便を運航する唯一の米航空会社となる見通し。27年3月末から週3便で運航する。このほか、ニュージャージー州ニューアークのハブ空港からマルセイユやルクセンブルク、スペインのイビサやバレンシアなどへの路線を加える。
ユナイテッドは今回の路線拡大について「会社史上最大の国際線ネットワーク拡大」と発表した。
ユナイテッドのグローバルネットワーク計画・アライアンス担当上級副社長、パトリック・クエイル氏によると、同社はほかの米航空会社が就航していない地方都市や人気観光地への便を増やし、差別化を図っている。
同社は国際線、支出額の多い旅行客、収益性の高いマイレージなどの会員制度を軸に事業を強化している。今回の路線拡大では大阪への増便に加え、パリとミラノへの便も増やす。
新路線の一部には、エアバスの新型機「A321XLR」を投入する。A321XLRはナローボディー機の設計仕様を維持しながら、約11時間を飛行できる長距離性能を備える。航続距離は標準型のA321neoを約20%上回る一方、大型のワイドボディー機より燃料消費量が少ない。
競合するアメリカン航空グループはすでにXLRを運航している。XLRは「extra long range(超長距離)」の略称だ。
クエイル氏によると、ユナイテッドはXLRにフルフラットになるビジネスクラスの座席を導入するほか、一部のエコノミープラスでは中央席を使用せず、乗客がよりゆったり過ごせる空間を確保する。
同社は9月、一部の国内線でA321XLRの運航を開始し、12月1日から国際線にも投入する。
原題:United Expands Long-Haul Network With Fleet of Airbus XLR Jets(抜粋)
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Siddharth Philip
