学生寮で国内最古とされる京都大の「吉田寮」(京都市左京区)の旧棟を建て替える方針を表明している京都大は、学生や教職員を対象に建て替え後の敷地活用や新しい寮の機能などを尋ねるアンケートを実施している。
京都大学
旧棟は1913年築。京大は旧棟に倒壊の危険があるとして、学生らに退去を通告したが、一部が応じず2019年に提訴。25年8月に大阪高裁で和解が成立し、今年3月末に一時退去が完了した。4月14日に大学のホームページで建て替えの方針を表明し、「歴史的経緯に配慮しつつ建て替える。詳細の検討にあたっては、広く学内の意見を聞く」としていた。
京都大によると、アンケートは学部、大学院などの学生計約2万2700人と常勤の教職員計約8700人が対象。寮の機能を存続させ、7500平方メートルの敷地を全学生の共有空間とする形で有効活用する方針を説明した上で、設問として「敷地活用と安全確保」「寄宿舎の機能・設備」のほか、自由に意見を記述する欄を設けているという。
学内のサイトを通じ、7月28日から10月16日まで実施。回答を分析し、再度のアンケートや調査を行う場合もあるとしている。
7月29日に報道陣に説明した國府寛司理事・副学長は「大学全体で考えるべき重要な課題で、大学が自らの責任において判断する」と語った。
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