こんにちは、神戸市北区選出の兵庫県議会議員、大塚公彦です。

配偶者やパートナーから受ける暴力、いわゆるDV(ドメスティックバイオレンス)について、兵庫県内に寄せられた相談件数が5年ぶりに増加したという記事を読みました。数字が増えたと聞くと不安になりますが、その背景には別の意味もあります。

● 相談件数1万8774件、5年ぶりの増加

兵庫県内の支援機関や各市町に寄せられたDVの相談件数は、2025年度は1万8774件あり、前年度より621件増えました。過去最多だった20年度の後は減少が続いていましたが、5年ぶりに増加に転じています。集計は、県の女性家庭センター、こども家庭センター(児童相談所)、県警と各市町の相談件数を合わせたものです。最も多かったのは市町への相談で、25年度は1万1269件(前年度比468件増)でした。

増加の要因の一つとして挙げられているのが、相談窓口の拡充です。県は24年12月から、交流サイト(SNS)を活用したチャット形式の「ひょうご女性サポートSNS こころちゃっと」を開設し、相談員が対応する時間帯を延長して午前9時から午後6時までとしました。

県児童家庭課の担当者は「相談窓口を充実させ、小さな声でも受けられるようにしている。件数は増えているが、深刻な事件を未然に防ぐためであり、課題とは捉えていない」としています。声を上げられずにいた方が、ようやく相談にたどり着けている。そう読み取ることができる数字だと思います。

● 相談の入り口が広がっています

相談内容は夫婦関係の問題が多いものの、近年は交際相手から受ける「デートDV」の相談も増えているといいます。県はNPO法人と連携し、中高生ら若年層に向けた出前講座などの啓発を重視しています。

外国人の方への対応も進んでいます。県のホームページには、ふりがな付きの日本語をはじめ、英語や中国語など計11カ国語で相談窓口を案内するパンフレットが掲載されています。

また、女性家庭センターなどでの一時保護は25年度に90件あり、前年度から21件増えました。同センター以外でも、休日や深夜の緊急時に対応できるよう、女性自立支援施設や社会福祉施設に一時保護を委託しています。

● 北区にお住まいの皆さまへ

DVは、外からは見えにくく、ご本人も「これくらいで相談していいのだろうか」と迷われることが少なくありません。けれども、相談の入り口はこれだけ広がっています。電話が難しければSNSという方法もあります。

県女性家庭センターの「悩みのほっとライン」は078・732・7700(午前9時〜正午、午後1時〜9時)です。ご自身のことでも、ご家族やご近所の方のことでも、どうか一人で抱え込まずにご相談ください。安心して暮らせる兵庫であるために、私も支援体制の充実を後押ししてまいります。

(出典:神戸新聞)

兵庫県議会議員 神戸市北区 大塚公彦

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