斗山ロボティクス水原工場の協働ロボット生産ライン(c)NEWSIS

斗山ロボティクス水原工場の協働ロボット生産ライン(c)NEWSIS

【08月01日 KOREA WAVE】物理世界で動く人工知能(AI)技術の発展に伴い、世界のロボット産業の構造が急速に変化している。AIを基盤とする知能型ロボットの開発が本格化し、産業用から防衛用まで次世代市場の主導権を巡る競争が激しくなっている。

韓国企業も周辺環境を認識し、自律的に任務を遂行する知能型ロボットを新たな競争力と位置付け、研究開発と投資を拡大している。

中でも積極的なのが斗山ロボティクスだ。協働ロボット市場で競争力を築いた同社は、AIと動作制御技術を組み合わせた知能型ロボットソリューション企業へ事業領域を広げている。

自動車や物流など幅広い産業現場で使えるソリューションを拡充し、長期的には産業用人型ロボットへの進出も目指す。

そのため、2025年に京畿道城南市へ約2000坪規模の研究開発センターを設置した。人型ロボットの先行技術やロボット本体、AI、ソフトウエアの開発に力を入れている。

ロボット研究開発とAI分野の人材を継続的に確保する一方、米国のロボット自動化システム専門会社「ONExia」を買収し、自動化ソリューションの能力も強化した。

世界的なAI企業との協力も拡大している。斗山ロボティクスは2026年、エヌビディアとの協力を正式に発表し、独自開発中の「エージェント型ロボット運用システム」の高度化に着手した。

このシステムは、AIが作業環境を把握し、最適な作業経路を設定して安全に作業できるよう支援する実行基盤だ。今後はエヌビディアとともに、ロボットとAIを接続する仕組みやロボット制御の標準通信規約などを開発する計画だ。

防衛分野では現代ロテムが軍用ロボットの開発に力を注いでいる。サムスン電子のロボット子会社レインボーロボティクスと協力し、4足歩行ロボットを基盤とする軍用無人システムを開発している。

レインボーロボティクスのロボット基盤に銃器などの軍用装備を搭載し、偵察や監視、戦闘支援など幅広い任務への活用を目指す。

現代ロテムは現在、軍の試験運用向けに約4台を納入している。将来的にはロボット基盤の供給にとどまらず、多様な戦場環境で運用できる無人戦闘システムへ発展させることを中長期目標としている。

ただ、量産時期や配備規模はまだ具体的に決まっていない。

業界関係者は、AIとソフトウエアの競争力がロボット産業の中心になっており、産業用から防衛用まで用途が広がるにつれて技術競争も一段と激しくなるとの見方を示した。

(c)NEWSIS/KOREA WAVE/AFPBB News

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