京都文化博物館(京都市中京区)で、寛永行幸四百年祭開催記念 特別展「寛永 太平がはぐくむ美」が9月19日から開催されます。
ちょうど400年前の寛永3年(1626年)9月6日から10日まで、江戸幕府を統べる大御所・徳川秀忠、将軍・家光が後水尾天皇を二条城に招き、もてなした出来事が「寛永行幸」です。それは大坂夏の陣で豊臣家が滅亡してから11年後のことで、朝廷と幕府の融和と平和の到来を象徴的にあらわす政治儀礼でした。5日間にわたる催しでは、善美を尽くした座敷飾り、贅沢な料理、舞楽、能楽、和歌や管弦の遊びなど、最上級のもてなしが繰り広げられました。
本展では、寛永文化と寛永行幸を軸に、江戸時代初期に花開いた京都文化の粋が紹介されます。
寛永行幸四百年祭開催記念 特別展「寛永 太平がはぐくむ美」
会場:京都文化博物館(京都市中京区三条高倉)
会期:2026年9月19日(土)~11月15日(日)
【前期】9/19(土)~10/18(日)【後期】10/20(火)~11/15(日)
※期間中、展示替え及び巻替えあり
開室時間:10:00~18:00(金曜は19:30まで)
※入場はそれぞれ閉室の30分前まで
休館日:月曜日(ただし、9/21、10/12は開館)、9/24(木)、10/13(火)
観覧料:一般 1,800円、大高生 1,200円、中小生 600円
※未就学児は無料(ただし、要保護者同伴)
※障がい者手帳等をご提示の方とその介護者1名は無料(要証明)
※学生料金でご入場の際には学生証をご提示ください
※上記料金で2階総合展示室と3階フィルムシアターも観覧可能
(ただし、催事により別途料金が必要な場合あり)
アクセス:地下鉄「烏丸御池駅」5番出口から東へ徒歩3分/阪急「烏丸駅」16番出口から北へ徒歩7分/京阪「三条駅」6番出口から西へ徒歩15分
詳細は、京都文化博物館公式サイトまで。
展覧会構成
プロローグ 元和偃武えんぶ一関ヶ原・大坂の陣を超えて
第1章 菊と葵
《参内図屏風》 京都文化博物館 (通期展示)/二条城から御所へ進む牛車の行列に注目
重要文化財《薙刀直し刀 骨喰藤四郎》 京都・豊国神社 (展示期間:9月19日~10月2日)/歴代為政者が欲した名刀
重要文化財《刀 無銘貞宗(名物二筋樋貞宗)》 株式会社ニトロプラス (展示期間:10月17日~11月15日)/徳川秀忠下賜とも伝わる、相州貞宗の優品
第2章 復元・二条城行幸
《寛永行幸絵巻》(部分) 個人 (通期展示)/肉筆で描かれた寛永行幸の行列
重要文化財 大広間四の間 《松鷹図》(部分) 狩野山楽 京都市(元離宮二条城事務所) (後期展示)/京狩野家、桃山の荘厳を継承
重要文化財 遠侍二の間 《竹林群虎図》(部分) 狩野甚之丞 京都市(元離宮二条城事務所) (前期展示)/客を圧倒する大迫力
重要美術品《太刀 銘 備前国住雲次》 陽明文庫 (通期展示)/徳川秀忠拝領、近衛家に残る寛永行幸ゆかりの刀剣
第3章 持続する文化活動
《源氏物語和歌色紙貼交屏風》(右隻) 近衛信尹 陽明文庫 (後期展示)/近衛信尹が記す『源氏物語』登場の和歌
《和歌六義屏風》(右隻) 近衛信尹 陽明文庫 (前期展示)/近衛信尹が記す『源氏物語』登場の和歌
《松鶴文様小袖》 京都府(京都文化博物館 管理) (通期展示)/吉祥文様にこめられた幸せへの祈り
重要文化財《花唐草文螺鈿経箱》 京都・本法寺 (後期展示)/本阿弥光悦の美意識があらわれた名品
《黑樂茶碗 銘 村雲》 京都・樂美術館 (通期展示)/光悦の感性が凝縮された漆黒の器
「寛永行幸四百年祭」とは
2026年、「寛永行幸」から400年の節目を迎えるに当たり、オール京都の組織である「文化庁連携プラットフォーム」のプロジェクトとして、「寛永行幸」の行事を再現し、当時の京都で花開いた「寛永文化」を振り返る記念祭「寛永行幸四百年祭」が実施されます。
朝廷と江戸幕府が平和の祈りを結び、絢爛な美意識が交差した一大イベント「寛永行幸」。その四百年という記念すべき節目にふさわしく、京都文化博物館には名立たる刀剣や絢爛たる障壁画、そして寛永の雅を体現する至高の芸術品が一堂に会します。本阿弥光悦、俵屋宗達、野々村仁清、池坊専好ら、後世に多大な影響を与えた天才たちの瑞々しい感性と、人々が平和な時代に求めた普遍的な美のあり方を、ぜひ会場で直接肌に感じてみてはいかがでしょうか。会期中に予定されている『刀剣乱舞ONLINE』とのコラボレーションにも期待が集まります。(美術展ナビ)
あわせて読みたい
◇江戸・日本橋で出発式!「寛永行幸四百年祭」秋の京都で開催 江戸時代最大級の行事「寛永行幸行列」が400年の時を経てよみがえる!行列再現は12月6日
