この炎天下は、輪島塗に使う漆を精製する作業に欠かせません。
伝統の「天日黒目」による漆づくりが20日、石川県輪島市の工房で行われました。
【写真を見る】炎天下で輪島塗の「天日黒目」漆づくり 50年前に復活した伝統の技法を守り継ぐ 石川・輪島市
輪島市の「大徹八井漆器工房」で行われた「天日黒目」の漆づくり。
職人たちが生漆を何度もかき混ぜながら水分をとばす作業で、輪島塗の仕上げ工程で使う上塗り用の漆を精製します。
楕円形の木桶に上質な国産の生漆を入れ、温度を確認しながら何度もかき混ぜていきます。
八井貴啓社長「今年会長・親父が亡くなりまして、その親父が一番こだわっていたのがこの天日黒目の作業。それを一つでも受け継ぎたいと思って天日黒目の作業を毎年やって行こうと思います」
一時は廃れてしまった伝統の天日黒目をおよそ50年前に先代の汎親さんが復活させ、その思いを守り続けます。
35度に迫る厳しい暑さの中、およそ1時間半で3キロの漆が精製され、この後およそ半年間寝かせたあと、輪島塗の作業に活かされます。
北陸放送
