熊本市電の“走る博物館”である「市電ミュージアム」の展示がリニューアルされました。
【写真を見る】路面電車の“走る博物館” 展示リニューアル 「熊本地震」がテーマ ことし開業102年 熊本市
RKK熊本放送に残る映像を振り返ると、様々な時代を走り抜けてきた市電の歴史が見えてきます。
■車内で市電の歴史などを紹介
開業した大正時代の列車をイメージして作られた“レトロ風”電車が熊本市交通局にあります。
車内で市電の歴史などを紹介していることから「市電ミュージアム」とも呼ばれています。
記者「こちらの電車内に入りますと、10年前の熊本地震の復旧作業の様子などが展示されています」
熊本市交通局は今回、展示内容を一新し、10年前の熊本地震をテーマに被災状況や地震3日後に運行再開するまでの様子を紹介することにしました。
車内には激しい揺れでゆがんだレールや被災した車両などの写真が展示されています。
熊本市交通局 江藤早希さん「震災の経験を風化させることなく、後世に伝えるとともに、多くの関係者の支えで市民の足を守ることができたことを、多くの皆さん達に知ってもらいたい」
この「市電ミュージアム」は1日7〜8往復しています。
■マイカー普及で市電は「冬の時代」へ
そんな熊本市電も来月1日で開業102年。
これは今から60年前、ワンマンカーが登場した時の映像です。
当時の運賃は一律・大人20円。今と違って前乗り、後ろ降りでした。
しかし、マイカーの急速な普及に伴い、市電は「冬の時代」へと突入します。
利用者の減少で、春竹線や子飼橋線など、路線の廃止が相次ぎました。
そんな当時は、軌道敷内に車が堂々と入り込み、市電が立ち往生と、今では考えられないこんな光景がしばしばみられました。
■「整理券」の登場は50年前
そして均一料金がなくなり、市電に「整理券」が登場したのは50年前のこと。当時の運賃表示器は、味わいのある「紙式」でした。
一方で、乗客を増やそうと、路面電車として全国で初めて「冷房車」を導入。
時代が進むと、運賃表示器は「電光式」が主流になりました。
市電は時代とともにその姿を変え、走り続けています。
芸人コロッケさんの車内アナウンス(2016年)「志村ですよ〜。毎度市電をご利用いただき、ありがとうございます」
熊本放送
