坂本さんの「銀河鉄道の夜」

坂本さんの「銀河鉄道の夜」

 写真公募展「OKAYAMA PHOTO AWARD2026」の入賞作品が決まった。最優秀のゴールド賞は、風景・自然部門が坂本正明さん(72)=岡山市東区瀬戸町南方、自由部門が池田滋さん(73)=北区田益、小中高生対象のアオハル部門が就実高3年長尾明日奈さん(17)に贈られた。

 坂本さんの「銀河鉄道の夜」は、西粟倉村の山あいで天の川と1匹のホタルの光跡を捉えた。星空を鮮明に写す技術力と、予測不能なホタルの動きをバランス良く収めたことが評価された。坂本さんは「空高く舞うホタルが少なく、3時間粘って1枚だけものにできた」と語る。

 大阪市の阪急中津駅で撮影した池田さんの「各停待ち」は、ホーム中央で読書しながら電車を待つ男性の両側を急行電車が通過する瞬間をモノクロで切り取った。左右対称の構図と、色を排して被写体を際立たせる工夫が高評価を得た。池田さんは「男性の『静』、電車の『動』の対比も意識した狙い通りの1枚」と話す。

 長尾さんの「きらめきで描いた夏」は、玉野市の渋川海岸で友人4人が手持ち花火を動かして「アオハル」の文字を浮かび上がらせる様子を活写。「写真がまぶしいほどきらきら。楽しさが伝わる」と講評された。長尾さんは「花火と青春の一瞬のきらめきを表現した。写真部の仲間と作り上げ、みんなで勝ち取った賞」と喜ぶ。

 公募展は倉敷市内の写真家らでつくる実行委が2023年から開き4回目。県内在住、在勤、在学者が対象で、風景・自然62点、自由74点、アオハル45点が寄せられた。全応募作品は6月16~21日に市立美術館で展示。日本写真家協会の正会員らプロ3人が審査し、来場者投票で選んだ3点を含む入賞46点を決め、最終日に表彰した。

 各部門の主な受賞者は次の皆さん。(敬称略)

 【風景・自然】シルバー賞 安達裕司(岡山市)▽ブロンズ賞 溝手昌樹(早島町)船石淳子、安田豊治(岡山市)

 【自由】シルバー賞 佐藤秀敏(岡山市)▽ブロンズ賞 岡美代子(総社市)岩坪路子(岡山市)工藤恵美子(倉敷市)

 【アオハル】シルバー賞 太田美波(就実高)▽ブロンズ賞 森岡真生(同)
(鈴木省吾)

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