倉敷小町 春

 岡山県の人気観光地、倉敷市の倉敷美観地区を象徴するような白壁と桜をあしらったデザインがとても美しいパッケージの駅弁が、今回紹介する「倉敷小町 春」です。開封してみても1点1点の料理とともに赤い仕切りの白と黒の容器も美しく、食べる前からイイもの感たっぷりで期待が膨らみます。

赤い仕切りの白と黒の容器は見た目も上品

 上段は、ねり梅が添えられた鶏もも天ぷら……鰆の白醤油焼き、蓮根酢漬け、ハスの辛子マヨネーズ、ひじき煮、人参煮、玉子焼き、小松菜煮浸し、きびだんご。コンパクトな容器に整然と並んでいいます。

上段のおかずお品書きも付いています

 ねり梅が添えられた鶏もも天ぷらは鶏の味わい、衣の食感、ねり梅の爽やかさがすべてがマッチしていてとても美味しい。唐揚げではなく天ぷらというのもこのお弁当全体の味わいによく合っています。小松菜の煮浸しは油揚げの甘さが活きています。玉子焼きはしっとりとした食感とほんのりとした甘さが際立っています。

ねり梅が添えられた鶏もも天ぷらと玉子焼き、小松菜の煮浸し

 蓮根の酢漬けはシャキシャキとホクホクの中間くらいの上品な食感と味。その下に隠れている鰆の白醤油焼きは厚みがあって食べ応えも十分。また、刺激が少なく絶妙な美味しさの辛子マヨネーズで和えたハスはホクホクした食感でとても美味しくいただけました。人参煮はやわらかく、ひじき煮はたっぷり入っています。

蓮根の酢漬けの下の隠れているのが鰆の白醤油焼き。厚みがあって食べ応えがありますハスの辛子マヨネーズ

 下段は錦糸玉子、焼き竹の子、たこの唐揚げが乗ったたこ飯です。甘みのある焼き竹の子はシャキシャキ、たこの唐揚げはしっかりとした歯応えでご飯全体のアクセントとなっています。食べ進めるとご飯のなかから次々にタコが姿をあらわす贅沢仕様。肉厚で歯応え十分の椎茸煮は甘めの味付け。いんげん煮もしっかりとした歯応えで、こちらは素材の味を活かした薄めの味付け。デザートのきびだんごはきなこの味が強めに主張してきます。

たこ飯が主役の下段たこ飯には錦糸玉子、焼き竹の子、たこの唐揚げが乗っています食べ進めるとご飯のなかから次々とタコが姿を現わしますきなこの味が強めのきびだんご

 全体的に統一感のとれた上品さがありながらバラエティに富んだ味の駅弁です。今年食べた駅弁のなかでもトップクラスの美味しさ。かなり気に入りました。

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