米国のインドへの関心は薄らいでいる?(写真:AP/アフロ)

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「ゴキブリ人民党」が揺らす国内政治

米国はインドに関心がなくなった?

 インドのモディ首相は6月10日、就任して4399日を迎えた。ネルー初代首相を上回り、選挙後の首相在任期間として最長を記録した。モディ氏は2014年の総選挙で勝利して首相に就任、19年、24年の選挙でも勝ち、29年まで3期目の政権を率いる見通しだ。

 モディ氏が長期政権を保つことができた背景にはインドの高い経済成長がある。

 インド政府が発表した昨年度の実質経済成長率は前年度比7.7%となり、2024年度の7.1%から加速した。人口増に伴う堅調な消費とインフラ投資が強みだ。

 インドのインフラ投資には目を見張るものがある。

 公共投資予算はインフラや半導体工場建設などの設備投資が起爆剤となり、直近5年間で2倍近くに増加した。

 モディ政権の下、2億5000万人が貧困から脱することができたとの指摘もある。

 だが、ここに来て、モディ政権を揺るがす動きが生まれている。

 インドのSNSを中心に注目されている架空の政党「ゴキブリ人民党(CJP)」の創設者らが地方都市で抗議活動を開始したからだ。

 CJPの創設者であるディプケ氏(30歳)は11日、西部の地方都市プネの集会で「私はゴキブリだ!」と叫ぶと、会場を埋めた大勢の参加者が一斉に声を上げた。

 CJP発足のきっかけは、インドの最高裁長官が5月、失業中の若者らをゴキブリに例えたことだ。侮辱の言葉に怒った若者らがネット上で結集し、不満の受け皿となった形だ。

 CJPは当初はネット上の活動に過ぎなかったが、ディプケ氏が6日に首都ニューデリーに到着すると、「リアル」の存在になった感がある。

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