ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2026.06.15 07:45
2026国際サッカー連盟(FIFA)北中米ワールドカップ(W杯)の試合会場で、韓国人ユーチューバーに対して人種差別的な行為をしたメキシコ人男性が、論争の末に謝罪した。ウリセス・フェルナンド・ベルナル・ミラモンテス氏は14日、自身のインスタグラムへの投稿で、「最近オンラインに掲載された動画がさまざまな反応を呼び、これについて公に謝罪すべきだと考えた」とし、「そのユーチューバーをはじめ、すべての方々に謝罪する」と明らかにした。
同氏は「今回の件で生じた一連の出来事について心から遺憾に思う」としたうえで、「自分の行動を正当化するつもりはなく、今回のことで不快な思いをさせたことを認め、心からおわび申し上げたい」と述べた。
また、「個人としても仕事の上でも、常に他人を尊重するよう努めてきた」とし、「今後も自分の行動にこうした価値観が反映されるよう努めたい」と付け加えた。
これに先立ち、登録者約660万人を抱える韓国人ユーチューバー「イノニャン」は12日、メキシコ・グアダラハラ・スタジアムで行われた韓国対チェコのグループリーグA組第1戦を観戦した後、「私が気にしすぎなのか見てほしい」とのコメントを添えて動画を投稿した。
動画には、視聴者に向けて手を振りながらあいさつするイノニャンの後方で、ある男性がカメラに向かって指で両目を横に引っ張るしぐさをする様子が映っていた。指で目を横に引っ張る行為は、アジア人を侮辱する際に用いられる代表的な人種差別表現だ。
この動画をめぐり、韓国のネットユーザーは「明らかな人種差別だ」と反発し、メキシコのネットユーザーからも「同じメキシコ人として恥ずかしい」「韓国人に謝罪したい」といった反応が寄せられた。
現地メディアは、この男性がハリスコ州土木工学会の会長を務めるウリセス・フェルナンド・ベルナル・ミラモンテス氏であると確認し、「女性観客を公然と侮辱した恥ずべき行為だ」と批判した。
これについて、誠信(ソンシン)女子大学の徐坰徳(ソ・ギョンドク)教授は、「国籍や人種を超えて世界が一つになるワールドカップの場で、このようなことが起きるのはあってはならない」とし、「公に謝罪すべきだ」と指摘した。
米紙ニューヨーク・ポストによると、ベルナル氏が会長を務めていた団体側は今回の事態について遺憾の意を表明するとともに、同氏を会長職から解任する方針を明らかにした。
