【ニューヨーク=平沢祐】ワールドカップ(W杯)北中米3か国大会は13日、1次リーグが行われ、C組では優勝5度の強豪ブラジル(世界ランキング6位)が前回大会4位のモロッコ(同7位)と1―1で引き分けた。(世界ランキングは6月11日時点)
対戦する両国の選手(13日)=ロイター
前回ダークホースのモロッコ、主導権握る
強豪同士の一戦は互いに譲らず。モロッコは21分、スルーパスを受けたサイバリのゴールで先制。ブラジルは32分にビニシウスが同点ゴールを決めた。試合終盤、ブラジルが押し込んだが、モロッコは得点を許さず。勝ち点1を分け合った。
モロッコにとっては勝ち点1は不本意だったかもしれない。ブラジル相手に、そう思わせるほどの初戦だった。
前半は出色の出来。開始直後からボールを保持する時間が長く、相手に球が渡ればすぐさま寄せてピンチの芽を摘み取った。球際ではぐいっと脚を伸ばし、譲らない。組織力と個の力で主導権を握った。
連係も文句なしで、テンポ良く攻め込む。先制は21分だ。ディアスのスルーパスにサイバリが抜け出し、鮮やかに浮かしてGKアリソンとの1対1を制した。
相手エース・ビニシウスの個人技で追いつかれたものの、ブラジルがペースを上げてきた後半も、右のハキミ、左のマズラウィの両サイドバックを中心に最後まで集中力を切らさなかった。
前回カタール大会はダークホースで、4位に食い込んだ。持ち前の技術の高さや体の強さ、一体感に「自信」を加えた今大会は、更なる躍進の可能性を十分に秘めている。
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