
パラグアイ代表のグスタボ・アルファロ監督【写真:Getty Images】
アメリカ、カナダ、メキシコの共催で行われるFIFAワールドカップ2026(北中米W杯)が日本時間6月12日に開幕した。パラグアイ代表は13日、アメリカ代表と初戦を戦う。4大会ぶり9回目の出場となるパラグアイ代表の指揮官を紹介する。
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パラグアイ代表を率いるのはアルゼンチン出身のグスタボ・アルファロ監督だ。
1962年生まれの現在63歳。現役時代はミッドフィールダーとしてプレーし、その後は指導者へ転身。1990年代からアルゼンチン国内のクラブを中心に監督を歴任し、南米サッカー界で豊富な経験を積み重ねてきた。
代表チームでの実績も豊富だ。2020年にはエクアドル代表監督に就任し、同国をカタールW杯出場へ導いた。その後はコスタリカ代表を率いたのち、2024年8月にパラグアイ代表監督へ就任した。
当時のパラグアイは苦境にあった。2010年南アフリカW杯でベスト8入りを果たして以降、3大会連続で本大会出場を逃し、かつて南米屈指と呼ばれた堅守も失われていた。
転機となったのがアルファロ監督の就任だった。
コパ・アメリカ2024で3戦全敗に終わった直後、パラグアイサッカー協会はダニエル・ガルネロ前監督を解任。後任として招かれたアルファロ監督は、まず守備の立て直しに着手した。
相手や状況に応じて【4-4-2】、【4-3-3】、【4-2-3-1】を使い分けながら、ハイプレスとリトリートを組み合わせた現実的な守備戦術を導入。伝統だった堅守速攻のスタイルをチームに取り戻していった。
その成果はすぐに表れる。就任後の南米予選では12試合で6勝5分1敗という好成績を記録。アルゼンチン代表、ブラジル代表、ウルグアイ代表からも勝利を挙げるなど快進撃を続け、パラグアイを4大会ぶりのW杯出場へ導いた。
南米予選18試合で喫した失点はわずか10。これはエクアドル代表に次ぐ2番目の少なさであり、かつてのパラグアイらしさが戻ってきたことを示している。
一方で課題は攻撃面だ。ミゲル・アルミロンやフリオ・エンシソといったタレントを擁するものの、攻撃は個の力に依存する場面も少なくない。ボールを保持して主導権を握る戦いは得意ではなく、堅守からの速攻が最大の武器となる。
豊かな巻き毛から「レチュガ(レタス)」の愛称でも親しまれるアルファロ監督。その手腕で伝統を取り戻したパラグアイは、2010年大会以来となるW杯の舞台で再び旋風を巻き起こすことができるだろうか。
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