W杯北中米大会1次リーグA組第1戦 メキシコ 2―0 南アフリカ ( 2026年6月11日 メキシコ市 )

<メキシコ×南アフリカ>先制ゴールを決めたメキシコのキニョネス(右)はアギーレ監督と握手(AP)
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開催国メキシコが南アフリカとの開幕戦を2―0で制し、白星スタートを切った。
約8万人の大観衆がスタンドを埋めた中、前半9分にFWキニョネス(アルカディシア)が大会1号弾で貢献。GKからパスを受けた相手DFのボールコントロールが乱れたところにMFリラ(クルスアスル)がプレスをかけ、こぼれたボールをキニョネスが拾って右足でGKの股下を抜く強烈な先制弾を決めた。今季サウジアラビア1部で33得点を挙げ、32点のトニー(イングランド)と28点のC・ロナウド(ポルトガル)を抑えて得点王に輝いたストライカーが勝利を呼び込んだ。
殊勲のキニョネスは「素晴らしいファンが埋めた壮観なスタジアムでW杯初ゴールを決められてハッピー。興奮しているよ」と満足げ。味方のプレスから生まれた一撃と勝利に「最初の勝ち点3を獲得するために仲間がしてくれたことを認識することが重要。ここ数日はファンのサポートを感じていた。今日は我々の団結が表れていた」と充実感をにじませた。
29歳のキニョネスはコロンビア出身。南アフリカ戦での活躍を伝えたメキシコ版ESPNによれば、地元クラブのU―17チームで全国大会に出場した際に1試合17得点という離れ業を演じ、2015年にメキシコのUANLティグレスから勧誘を受けて加入。ゲリラ組織による紛争を避けるためでもあったという。
U―20コロンビア代表も経験してA代表からの誘いをあったが、プロとしてのキャリアを築いて平穏な生活を手に入れたメキシコに感謝の気持ちを示すため、23年にメキシコへの代表変更を選択。過去7度のW杯開幕戦で2分け5敗と苦戦続きだったメキシコが、8度目の挑戦で挙げた初勝利に大きく貢献した。
