飛鳥・藤原の登録勧告
2026年6月6日 午前11時29分

 記者会見する奈良県明日香村の森川裕一村長=6日午前、奈良県庁

 国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界文化遺産への登録が勧告された「飛鳥・藤原の宮都」の地元・奈良では6日、「大きく前進」「長年の頑張りの成果」と安堵と喜びの声が相次いだ。

 未明の勧告発表から数時間後の午前7時、県の山下真知事と明日香村、橿原市、桜井市の3市村長が合同で記者会見に臨んだ。2007年にユネスコの暫定リストに記載されてから19年余りを経ての吉報となり、高松塚古墳などがある明日香村の森川裕一村長は「人々が遺産の価値を考え、大事にしようとする心を醸成するのに必要な期間だった」と振り返った。

 山下氏は「自治体や専門家、地元住民の絶え間ない努力でここまで来られた」と喜びつつ「登録決定まで気を緩めず全力で一丸となって取り組む」と気を引き締めた。

 観光や保存に携わる地元関係者らは、今後への決意を抱いた。明日香村の観光協会で約30年間ボランティアガイドをしている寺西和子さん(79)は「遺跡は(歴史的風土を保全する)明日香法で守られている唯一無二の存在。価値を認めてもらい、すごくうれしい」と声を弾ませた。

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