執筆:外為どっとコム総合研究所 為替アナリスト 中村 勉
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今週の振り返り

今週の豪ドル/円は114.37円前後、ニュージーランド(NZ)ドル/円は95.28円前後でのスタートとなりました。
米ドル高と中東情勢への警戒が重しとなる中、豪ドル/円は上値の重い展開、NZドルは豪ドル以上に軟調な展開となりました。豪ドルは週前半こそ底堅く推移し2日には1990年以来約36年ぶりの高値を付けたものの、3日に発表された豪1-3月期GDPが市場予想を下回ったことで上値が抑えられました。労働市場に減速の兆しが見えていることや個人消費の弱さが意識され、豪準備銀行(RBA)の追加利上げ観測も僅かながら後退しました。2日にはNZドル/円はNZの主要な経済指標の発表がなかったものの、週を通じて軟調な推移となり、5日には93.59円前後まで下落する場面もありました(執筆時)。

自国材料少なく外部要因が主導

RBAは今年に入りすでに3回の利上げを実施しており、金融政策の変更については一旦様子を見る姿勢を示しています。ここ最近の豪州の経済指標に弱い内容のものが目立っていることも相まって、市場ではRBAの年内利上げは多くても1回との見方となっています。来週は豪州にて主要な経済指標の発表がないため、RBAの利上げ期待の増幅で豪ドルが動くといったことはなさそうです。来週は米5月消費者物価指数(CPI)の発表があります。米CPIの結果を受けた米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ観測の変化や、中東情勢を起因とした米ドルの動きが豪ドル/円の動向を左右することになりそうです。

豪ドル/円のテクニカル分析

豪ドル/円は、日足一目均衡表の基準線がサポートとして機能しています。引き続き同線が目先のサポートとして機能しそうです。同線を下抜けた場合は、雲が次の下値目途として意識されそうです。一方、上値は6月2日高値(114.91円前後)や心理的な節目となる115.00円前後が上値目途として意識されそうです。

【豪ドル/円 日足・一目均衡表】

出所:外為どっとコム「外貨ネクストネオ」

予想レンジ:AUD/JPY:112.500-116.000、NZD/JPY:92.500-95.500

6/1週のイベント:

06/09 (火) 07:45 NZ 1-3月期四半期製造業売上高
06/09 (火) 09:30 豪 6月ウエストパック消費者信頼感指数
06/09 (火) 10:30 豪 5月NAB企業景況感指数
06/09 (火) 時間未定 中国 5月貿易収支
06/10 (水) 10:30 中国 5月生産者物価指数(PPI)
06/10 (水) 10:30 中国 5月消費者物価指数(CPI)

週末に息子の野球の試合がありました。試合は5点ビハインドの最終回に6点取って逆転サヨナラ勝ち!応援の親御さんたちと大喜びしました。息子は途中出場の打席でデッドボールを受け、逆転勝利に貢献していました。

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外為どっとコム総合研究所 情報企画部 為替アナリスト
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。

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