宮崎市の繁華街で相次ぐ火災。
なぜ火災が相次いでいるのか?その理由を取材すると、宮崎のある名物料理が火災のリスクを高めていることが分かりました。
【写真を見る】宮崎市の繁華街ニシタチで火災続発 火元は排気ダクトか 名物料理の豪快な炎と煙がもたらす危険性
■繁華街「ニシタチ」での火事 火元は「排気ダクト」か
先月、宮崎市の繁華街「ニシタチ」の飲食店で発生した火災。
当時、店の従業員からは「店内のダクトから煙が出ている」と通報がありました。
火元とみられているのは、煙を外へ逃がすための「排気ダクト」です。
市消防局が火元を排気ダクトと特定した火災は過去5年間で8件ですが、原因が特定されなかった火災のなかにも、ダクトからの引火が疑われる事例が相次いでいます。
なぜ、排気ダクトが火元となるのでしょうか?
■飲食店から排出される煙には油脂や塵が多く含まれる
こちらは、排気ダクトの火事を再現した映像。
七輪の火が、ダクトの内部を伝って燃え広がっています。
(宮崎市消防局予防課 長友遵一さん)
「(飲食店から)排出される煙の中には、油脂や塵とかが多く含まれており、排気ダクトの内部にそれらが付着します、調理の際に発生した大きな炎が油脂や塵に着火して火災が発生する可能性がある」
火事の原因となる排気ダクトの汚れ。特に宮崎では、ある名物料理がそのリスクを高めています。
■豪快に炎を上げながら調理 宮崎名物「地鶏の炭火焼き」
(田中久泰記者)
「宮崎名物の地鶏の炭火焼き、この料理にある危険があります」
豪快に炎を上げながら調理する「地鶏の炭火焼き」。
この炎は食欲をそそりますが、煙は燃えやすい炭や油を大量に含んでいて、ダクトに引火しやすくなっています。
炭火焼きを提供する店のダクトにカメラを向けて見ると・・・
ダクトの内側は、分厚い真っ黒な汚れの固まりに覆われていました。
■ダクトの清掃を経費的にやるのはどこも難しい
しかし、店側にも定期的な掃除が難しい事情があります。
(飲食店経営者)
「(以前)自分たちで(掃除を)やったが、排気口のモーターが故障した。クリーニングが倍額になった。定期的に手入れしたいが、業者に頼んでも高いし、自分たちでやってもリスクがある。そこを考えると、(ダクトの清掃を)経費的にやるのはどこも難しい」
