
11月23日から一般公開される首里城正殿=2日、那覇市(国吉聡志撮影)
公開日:2026年6月4日 9:00更新日:2026年6月4日 9:45
沖縄総合事務局は4日、今秋に完成する首里城正殿を11月23日から一般公開すると発表した。前日の22日には政府主催で首里城正殿の復元完成式が開催される。

11月23日から一般公開される首里城正殿=2日、那覇市(国吉聡志撮影)
首里城正殿は2019年10月に焼失後、22年から本体工事に着工。25年8月には外観工事が完了し、建物を覆っていた素屋根は同10月末までに完全に撤去された。現在は内装の塗装作業に取りかかっている。今後は大龍柱の設置工事を控えている。
復元に際しては防災対策を強化した。正殿内には火災報知器と連動する監視カメラや誤作動防止機能が搭載されたスプリンクラーなどを設置した。
木材は国産ヒノキを使用。正殿の赤瓦は県産品を使い、一部は破損した瓦を砕いて再利用した。
また、県産品も多く使用し、彫刻の塗装材には「久志間切弁柄(くしまぎりべんがら)」や久米赤土、石彫刻には与那国島産の「細粒砂岩(ニービヌフニ)」などを使用した。(政経部・田中青葉)
玉城デニー知事「万感の思い」
沖縄県の玉城デニー知事は4日、首里城正殿の一般公開が11月23日に決まったことに「県民や国内外の復元に関わった全ての皆さまとともに迎えることができることに、万感の思いだ」とのコメントを発表した。
首里城は2019年10月に焼失した。玉城知事は「焼け落ちた首里城の姿を見たときの深い悲しみと喪失感を今でも忘れることはできない」と振り返った。その上で、「『ワッター(私たちの)首里城を、もう一度この手で』という思いのもと復興を進めてきた」と言及。世界のウチナーンチュや国内外からの支援、復興に携わった技術者らに謝意を示し、「皆様の『チムグクル(真心)』があったからこそ」と述べた。
また、次世代への継承に関しても強調。「復興を通して培われたふるさとへの誇りと愛着を、次世代を担う子どもたちへとしっかりと継承していかなければならない」とし、国内外からの来場を呼びかけた。
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