秋田市大町で90年以上営業していた古書店が2キロ以上離れた牛島地区に移転し、1日オープンしました。
道路を広げる工事による移転で新しい土地、新たな店舗でスタートした古書店を取材しました。
板澤書房3代目 板澤吉将店主
「ようこそ牛島へ…歓迎して頂いて」
秋田市の、旧・牛島商店街。
その通り沿いに新たに建てられたのが「板澤書房」です。
1日、「移転オープン」を迎えたこの店舗は、約2万冊が並べられた古書店、いわゆる街の古本屋です。
時代もジャンルも異なるさまざまな本を扱っています。
板澤書房は1931年、昭和6年から3代続く、家族経営の店です。
板澤吉将店主
「これからどうなるかなというワクワクもあり不安も…という感じですね」
板澤書房は、もともと、秋田市の繁華街・横町通りで古くから親しまれてきた県内有数の古書店でした。
道路の幅を広げる工事に伴い、この場所での営業を4月に終了。
周りでは、店じまいをする決断をした人もいる中、場所を替えて営業を続ける選択をしました。
オープン初日の1日、予定より少し早めに店を開けました。
「いらっしゃいませ」
近所の人達をはじめとしたお客さんが、早速来店しました。
以前と比べ、来店者がゆっくりと本を選べるよう売り場を広くしました。
古いものは江戸時代や明治時代のものも扱い、簡単に手に入らない本も。
前の店舗の2万冊をそのまま持ってきました。
思いがけない本や懐かしい本に出会える古書店。
探すこと、見つけることは古書店の一番の楽しみです。
客
「川反の所にあったときから一応通ってはいました」「いやあ、すごいきれいで本もたくさん置いてあっていいですね」
客
「母校のステンドグラスを作ってくれた方の本なので、ああ、と思って」「なかなか町なかで古本屋さんてこうなくなってきたので、通り町の方からですよね、あ、横町、それで、ぜひと思ってきょう来ました」
記者
「よかったですね、いい1冊に会えて」
客
「そうですね、思いがけない本に出合えたのでよかったです」
多いときで秋田市内に8軒あった古書店ですが、いまは2軒しかありません。
板澤吉将店主
「今もう、どんどん新刊書店さえも減っていく中で、やっぱり本を手に取る場はどうしても必要だと思うんです」「手に取って、においをかいで、実物としての手触りを雰囲気を楽しんでいただけたらと思います」
板澤書房の、新しいページはこの先、牛島地区でつづられていきます。
※6月1日午後6時15分のABS news every.でお伝えします
