佐渡の空にトキが舞い戻ってからまもなく20年が経ちます。野生に生息するトキは500羽まで増え、絶滅の危険度が一段階、引き下げられました。

5月31日、石川県で予定される本州で初めての放鳥を前にトキの命を繋いできた佐渡を訪れました。

◆野生のトキを観察

ことし4月‥‥‥佐渡の春を彩る満開のサクラは淡いピンクの“トキ色”と重なります。

2024年世界遺産に登録された佐渡島の金山に並び野生で見られるトキは佐渡を代表する観光資源です。

【佐渡市認定トキガイド 富樫典子さん】
「くちばしに枝をくわえて相手に渡すんですトキのプロポーズなんです」

佐渡市認定のトキガイド富樫典子さん‥‥‥野生のトキを観察するツアーを案内していました。

春はトキが産卵からふ化を行う時期。親鳥が交互にタマゴを温めているため見つけるのが難しいのです。

親のトキがエサを探すのに巣を飛び立つという早朝。トキの巣があるというポイントで待ちますが‥‥‥

【佐渡市認定トキガイド 富樫典子さん】
「まだでてきませんのでお時間もったいないので次の場所に移ることにいたします」

野生のトキを求めて‥‥‥よく姿をあらわすというポイントを見てまわります。

佐渡の豊かな里山を一望できる「トキのテラス」。両津湾から真野湾まで見渡すことができます。テラスから眺めていると‥‥‥

【佐渡市認定トキガイド 富樫典子さん】
「そしてだんだん雪解けが始まりました。あーあそこがトキの巣ですので、1回目の食事が終わって帰ってきたのがいたんですね」

野生のトキです。
その後車の中からも野生のトキを確認できました。

【観光客】
「目線の高さでトキが飛んでくれて本当に感動しましたね」

【観光客】
「トキの存在に圧倒されましたもうすごい美しい、それを超えました。感動しました」

◆トキの人工繁殖

いまでは佐渡に500羽ほど生息しているといわれるトキ。

この日は2時間でおよそ10羽を見ることができましたが、野生のトキは日本で一度、絶滅しています。

トキ色ともいわれる淡いピンク色の美しい羽が特徴のトキですが、エサをとる際に田んぼを踏み荒らすことから明治時代以降乱獲などで徐々に生息数を減らしました。

1981年、トキを絶滅から救うため佐渡に残った最後の5羽を一斉に捕獲。人工繁殖に乗り出します。

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