新たなスタジアム整備についてです。

秋田市の沼谷市長は、仮に整備に必要な民間資金が集まらずスケジュールが遅れるとしても、追加で公費を補てんして間に合わせることはないとの考えを示しました。

Jリーグが求める水準を満たすための今の整備のあり方は、公共事業としては特殊だと指摘し、民間資金がなければ、事業は永遠に進まないとも話しました。

沼谷市長の定例の記者会見は、先月初め以来、約2か月ぶり。

この間、市政の懸案事項の一つであるスタジアム整備に関する議論は、一定の方向性が示されました。

秋田市 沼谷市長
「我々の考えをお伝えしてきたものに、かなり沿った内容になっているんではないかと思っております」

新たなスタジアムは、整備費142億円以内で5,000人から1万人規模の施設をつくることを検討します。

今年度は、県と市が、事業や施設の内容を明確にする「基本計画」をつくり、来年度からは、設計作業へ。

5年後、2031年8月のオープンを目指します。

基本計画には1,000万円ほど、設計には5億円ほどかかりますが、いずれもブラウブリッツ秋田が集めている民間資金を充てる計画です。

現時点で集まった民間資金は1,200万円ほどであるため、基本計画はつくれそうですが、設計費を確保できるかどうかは不透明です。

記者
「集まりませんでした…となった場合、スケジュールを遅らせるのか、あるいはやめましょうとなるのか。これはどういう判断?」
秋田市・沼谷市長
「少しその…まっすぐお答えになるかわかりませんが、今回いわゆる民間資金の調達を前提にステップを踏んでいくと」「期限までに5億円集まらなかった、そうすると我々、少なくとも秋田市としては財源がない中で設計に入るということは永遠にありませんから」

すぐに事業は中止しないものの、スケジュールが遅れる可能性はあると説明した沼谷市長。

スケジュールや施設の規模は、多くの県民や市民ではなく、あくまでJリーグが求めている水準や期限であると指摘し、民間資金が集まらずに事業が停滞しても、追加で費用を負担する考えはないと説明しました。

沼谷市長
「住民の皆さん、納税者の皆さん、市民の皆さん、あるいはチーム、サポーターの皆さん。そういうところよりは、Jリーグのスペックに合わせていくというのが最優先事項になっていると。公共事業としてはかなり特殊なパターンだと私は思っています」「あくまでも今2031年に間に合わせるとすれば…のスケジュールで民間資金の調達をお願いしているわけですけども。それが間に合わなくて後ろに倒れていったときには全体のスケジュールも後ろに倒れていかざるをえない。そこの後ろ倒しを避けるために自治体が肩代わりをする、補てんをする、自治体がそこに税金を投入して…ということはしない。秋田市としてはしないということは決めております」

このほか、Jリーグが求める施設の水準を満たすためのスタジアム整備のあり方について、「いつまで自治体が振り回されるのか」とも話し、リーグ側が、各地域の実情としっかり向き合うべきだと主張しました。

※5月29日午後6時15分のABS news every.でお伝えします

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