
あらゆる出来事を賭けの題材にできる予測市場の「Polymarket」と「Kalshi」がギャンブルライセンスを取得していないとして、スペイン当局が両サービスについて国内からのアクセスをブロックする措置を執り行いました。
Spain blocks prediction markets Polymarket, Kalshi over lack of gambling licences | Reuters
https://www.reuters.com/business/spain-blocks-prediction-markets-polymarket-kalshi-over-lack-gambling-licences-2026-05-26/

Consumo ordena el bloqueo de Polymarket y Kalshi en España por operar sin licencia de juego | Economía | EL PAÍS
https://elpais.com/economia/2026-05-26/consumo-ordena-el-bloqueo-de-polymarket-y-kalshi-en-espana-por-operar-sin-licencia-de-juego.html
2026年5月26日、スペインの賭博規制当局である消費者権利省が、必要な行政認可を得ずに賭博サービスを提供してきたとして、PolymarketとKalshiに対する懲戒手続きを開始したと発表しました。消費者権利省は問題解決までの予防措置として、スペイン国内でのPolymarketおよびKalshiへのアクセスを一時的にブロックするよう通信事業者に命令を出しています。アクセスブロック措置は、消費者権利省による調査が完了するまでの約3~4カ月続く見込みです。
予測市場はあらゆる出来事の結果に対して賭けを行うことができるというサービス。ユーザーはウェブサイト上で「ロシアによるウクライナ侵攻の行く末」や「ワールドカップでどこの国が優勝するか?」など、あらゆるテーマを賭け事にすることができます。サービス提供側は自身を「予測市場」と表現していますが、ギャンブルの一形態とみなす見方は強く、アメリカの一部州では早速規制がスタートしています。
ついに予測市場を規制する最初の州が出現 – GIGAZINE

スペインも予測市場をギャンブルの一形態とみており、ギャンブルであるからには必要な行政認可を受ける必要があると考えているわけです。しかし、PolymarketとKalshiはいずれも行政認可を得ていません。消費者権利省は行政認可未取得の事業者について、「本人確認システム、未成年者やギャンブルを禁止されている人に対するアクセス制御メカニズム、利用者を保護するために必要な基準など、必要な技術的および規制上の安全対策を欠いているケースが多い」と説明しました。
予測市場のPolymarketは、2020年にサービスをスタートさせました。2024年以前は毎月1000人未満の新規ユーザーしか獲得することができておらず、取引高は10億ドル(約1600億円)程度でした。しかし、2024年11月のアメリカ大統領選挙で多くのユーザーを獲得し、記事作成時点では毎月約10万人の新規ユーザーを獲得するまでに至っています。
なお、ヨーロッパでは予測市場に関する具体的な規制は存在しませんが、アメリカではその分類方法に関する議論が激化しています。
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