警察をかたる人物らに9000万円相当の金塊だまし取られる 90代女性が被害に 奈良

警察をかたる人物らに9000万円相当の金塊だまし取られる 90代女性が被害に 奈良

 奈良市に住む高齢の女性が郵便局や警察をかたる人物らに9000万円相当の金塊をだまし取られました。同様の手口で、奈良市の高齢の男性も4100万円相当の被害に遭っていて、警察は特殊詐欺事件として捜査しています。

 今年1月下旬、奈良市に住む女性(90代)の固定電話に郵便局の職員を名乗る男から「あなたの荷物の中から不審な物件が見つかった。警察から電話がある」と連絡がありました。

 その後、「捜査二課のクロカワ」を名乗る男から「あなた名義の預金口座から犯罪のお金が海外に送金されているため、あなたを逮捕しなければならない。身に覚えがないなら、資金調査をする必要がある」などと連絡があり、数日後に女性の家に「逮捕状」と書かれた書類が届きました。

 女性は指示に従わなければ逮捕されると思い、別の警察官を名乗る者からの指示のまま金塊を購入し、自宅前の植え込みに置いたところ、金塊がなくなっていたということです。

 後日「さらに金塊を購入して渡してもらう必要がある」と指示されたため、女性は再度金塊を購入して同じ場所に置いたところ、同様に金塊がなくなっていたということです。

 女性はその後も「クロカワ」を名乗る男と定期的に連絡を取っていましたが、4月になって連絡が取れなくなり、警察に問い合わせたところ、合わせて9000万円相当の金塊をだまし取られる詐欺被害が発覚したということです。

 ほぼ同じ手口で、今年2月に奈良市に住む80代の男性が4100万円相当の金塊をだまし取られる被害に遭っています。

 奈良県警は特殊詐欺事件として捜査をしていて、「逮捕状を家に郵送することはありません。怪しい電話などがあれば、すぐに周りの人に相談してください」と注意を呼びかけています。

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