公開日時 2026年05月20日 05:00更新日時 2026年05月20日 11:10
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農業生産資材の価格高騰対策に関する要望書を読み上げる県農業士会の伊盛米俊会長(前方右)と県農林水産部の喜屋武盛人部長(同左)=19日、県庁
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呉俐君
世界情勢などの影響で農業資材が高騰している。牧草をこん包するラップや、果物を包む緩衝材なども徐々に値上がりしている。農業の担い手育成を手がける沖縄県農業士等連絡協議会(県農業士会、伊盛米俊会長)によると、米イスラエルによるイラン攻撃が始まった今年の初めごろと現時点を比べて、2倍に上昇した資材もあるという。価格上昇にとどまらず、資材が入手しにくくなっており、生産農家の経営を直撃している。
農業資材の高騰を受け、県農業士会の伊盛会長らは19日、県庁に喜屋武盛人農林水産部長を訪ね、県に支援を求めた。
伊盛会長は「肥料費や農薬費などの高騰による農業生産資材費が著しく上昇し、農業経営を圧迫している」と説明した。さらに「長期化すれば、農業生産の継続が困難となり、農業の衰退を加速させる恐れがある」と述べた。
そのため、同会は県に農業用燃料費高騰に対する直接的な支援措置の拡充や農業資材の安定供給確保に向けた流通対策の推進を求めた。伊盛会長は「早期かつ実効性のある対策を講じてもらうよう強く要望する」と強調した。
JAおきなわによる、農業資材は現在、商品によっては品薄のものが出てきているという。加えて「全体として価格は上昇傾向にあり、特に石油化学関連の商品については値上がりの影響が大きくなっている」とした。
JAおきなわは「引き続き、現場の状況把握及び安定供給に努めていくが、資材の種類や供給状況によって動きが異なるため、個別品目によっては状況が変動する可能性がある」と述べた。
