2026年05月20日(水)14:55 pm

記事要約

・カナダGP主催者、現時点でチケットが完売していないことを認める

・グランドスタンドやホスピタリティエリアに空席あり

・主催者は収容力拡大と近代化を目的に新たなホスピタリティ施設の整備に注力

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■カナダGP、チケットはまだ購入可能

カナダGP主催者は、今年のカナダGPについて、F2とF1アカデミー※の追加開催や、改修後のサーキットで初となるスプリント形式が組み込まれるにもかかわらず、チケットが完売していないことを認めた。
※F1アカデミー:「FIA F4」規格のマシンを使用し、女性ドライバーがトップカテゴリーへステップアップするための育成を目的として創設されたレースシリーズ

カナダのタブロイド紙『Le Journal de Montreal』によると、カナダGP開催数日前の時点でも、テラス席、スイートルーム、グランドスタンドに空席が残っているという。

■チケット価格上昇により一部空席あり

この状況の背景には、昨年のレース終了後に実施された大幅なチケット価格引き上げがある。報道によれば、一部の3日間グランドスタンドパッケージは20%近く値上がりしたとされる。

また、一部チケットについても依然として販売が続いている。

カナダGPの社長兼CEOを務めるジャン・フィリップ・パラディは、COO(最高執行責任者)のサンドリーヌ・ガルノーとともに次のような声明を発表した。

「今年は複数のエリアで収容能力を拡大しました。特にスイートエリアや、ビーチに設置される『CGV Experience』に力を入れています。一般入場券、コンサート付きの『CGV Experience』、テラス席、そして一般向けホスピタリティエリアのクラブパッケージについては、まだチケットが購入可能です」

主催者側は、モントリオールとの開催契約が2035年まで延長されたことを受け、長期的な拡張計画の一環として、サーキット周辺に大規模な新ホスピタリティ施設を建設している。

ガルノーは、その背景について次のように説明した。

「数年前から計画していました。特に、世界各地のホスピタリティ施設を見てきたことがきっかけです。常設パドックを備える他のサーキットに対抗するため、収容能力を高め、最新鋭の施設にする必要がありました。私たちは巨大なスポーツイベントを開催しています。そのため、必要な設備を整える必要があります」

■今年のカナダGPはモントリオール初のスプリント開催に加え、F2が急きょ追加

今年のカナダGPでは初めてスプリントが開催されるという点でも、歴史的な意味を持つ。

パラディCEOは次のように語った。

「モントリオールのファンは、世界最高のドライバーたちを見たいと望んでいます。個人的には、マシンのテスト走行を見るよりも、本物の競争が見られるのは素晴らしいことだと思います。私はF1 CEOのステファノ(ドメニカリ)の考えに賛成です。レースウイークエンドにさらなる彩りを与え、スーパーサタデー※のような特別感を生み出せるため、他の主催者にもスプリントの導入を勧めたいと思います」
※スーパーサタデー:複数の主要セッションやイベントが集中する土曜日を指す表現

また、サポートレースプログラムにはF2も加わる。F2は、シーズン序盤のバーレーンGPおよびサウジアラビアGPが中止となったことにより、今年急きょカナダGPでの追加開催が決まった。

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