2026年5月15日(金)、「酬恩庵 一休寺」(京都府京田辺市薪里ノ内102)を訪れました。

そこで待っていたのは透き通るような新緑。
幾重にも重なる葉の隙間からやわらかな光がこぼれ落ち、そっと石畳の模様を揺らしていました。
歳月を重ねる中で、毎年変わらず初々しい輝きを放つ若葉。
遥か昔から変わらないもの、そしてこれからも紡がれていくもの―。
一歩。
一歩。
巡る季節の中でまっさらな自分を探してみると、自然と心がととのっていきました。
見上げると、心洗われる瑞々しい緑。
そして穏やかさを湛える、足元の苔。
そんな美しい緑の世界に迷い込むと、時の流れさえ忘れてしまいます。
忙しい日常の中で無意識のうちに張り詰めていた心が、ふわっとほどける贅沢なひととき。
歴史と生命が織りなす対話に耳を傾けると、静かにそよぐ風までもが禅寺の精神を運んでくるように感じられました。