『エドワード・ゴーリー 秘密のメッセージ展』のイメージビジュアル

緻密に描かれたモノトーンの世界観で、繰り広げられる陰鬱で不思議なお話……絵本作家として世界的に有名なエドワード・ゴーリーの企画展『エドワード・ゴーリー 秘密のメッセージ展』が、「美術館「えき」KYOTO」で5月15日から開催される。

子どもたちが不幸になったり、謎めいた生きものが出てきたり……恐ろしくも、美しく、ときにはかわいらしさも見せるゴーリー。1925年にアメリカのシカゴで誕生し、自身の名で出版したのは116冊。挿絵、舞台などのデザインやポスターも手がけ、バレエ、猫、本が大好きだったことでも有名だ。

『ブレア・ラビットのトリックの続き』1968年、挿絵・原画『ブレア・ラビットのトリックの続き』1968年、挿絵・原画

生誕100周年だった2025年に、貴重な解説書『EはエドワードのE ゴーリー大解剖』(17600円)、2026年2月には執筆当時は衝撃的すぎて何社もの出版社が断ったという問題作『けだもの赤子』(1540円・共に河出書房)もようやく出版。年々魅了されるファンは、日本でも増え続けるばかりだ。

関西では彼の初の回顧展が2016年に兵庫に、2024年に奈良で開催。今回の京都では、彼の終の棲家であるケープタウンにある「エドワード・ゴーリーハウス」の協力も得て、作品に込められた難解なメッセージに迫る。

『うろんな客』1954年、挿絵・原画『うろんな客』1954年、挿絵・原画

不思議ないきものが家におとずれる有名な絵本『うろんな客』や、『ウエスト・ウイング』などの原画をはじめ、猫が本を読んでる「子どもの本のショーケース」の原画・ポスター、未発行の絵本の原画などの展示を予定。

「子どもの本のショーケース」1973年、ポスター・原画「子どもの本のショーケース」1973年、ポスター・原画

5月16日には雑誌『MOE』の石川 真紀子氏と、文筆家・編集者の内山さつき氏が、ゴーリーの魅力を語るトークイベントを開催(要・入場券、事前申し込み不要、混雑時は入場制限する可能性あり)。

場所は、ジェイアール京都伊勢丹の7階隣接、JR京都駅すぐ。期間は5月15日〜6月21日、10時〜19時半(入館は閉館30分前まで)、当日料金一般1200円ほか(前売料金は一般1000円ほか)。

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