【写真を見る】実は100年の歴史「知らなかった」の声も 九州知名度最下位の青島温泉が「温泉手形」で活性化へ

青島の温泉の魅力を発信しようと、4月、地元事業者が「温泉組合」を立ち上げ、新たな活性化へ動き出しています。

■天保の終わりごろに公費で浴室が設けられた「温泉」

宮崎を代表する観光地、青島。その魅力と言えば?

(関西から)「一言で言うと南国」
(新潟から)「青島神社がすごく有名」
(東京から)「海が結構綺麗で、マリンスポーツとか有名なイメージ」

観光客のお目当ては「海」や「神社」。
ただ、実は古くから「温泉」が根付く地域でもあるんです。

(垣内沙耶記者)
「こちらは、大正時代に描かれた青島周辺の地図です。青島神宮や海水浴場と並んで、はっきりと『温泉場』と記されています」

宮崎の地理や歴史などが書かれた明治時代の書物には、その始まりが記されています。

(「日向地誌」より)
「もともとは地元の人が水が緑白色であるのを見て『これは普通の水ではない』と気づき、沸かして入浴してみたところ、皮膚病などがよく治りました。そのため、近隣の郡からも入浴に訪れる人が多くなったので、天保の終わりごろに公費で浴室が設けられました」

1951年に宮崎市と合併した旧青島村。当時は観光開発の一環として、旅館や一般の家庭にも温泉が引かれていました。

■美肌の湯で「持続可能な観光地」を

現在、青島地区にある温泉施設は6つ。その泉質がいちばんの魅力です。

(地蔵庵 川越久史社長)
「青島の温泉は、旧重曹泉という美肌の湯であります。ものすごくヌルヌル感があって、ものすごくみなさん美人になります」

近年、青島では再開発が進み、地価の上昇率も県内トップクラスとなっています。
しかし、こうした民間投資はいつまで続くのか不透明。

そこで、「持続可能な観光地」を目指そうと、4月、地元の7つの事業者が立ち上がり、「青島温泉組合」を発足させました。

(ANAホリデイ・インリゾート宮崎総支配人 青島温泉組合・橋本誠副会長)
「地域の盛り上がりとしてしっかり取り組みながら、今後20年、30年以降、(温泉を)1つのコンテンツとしていきたい」

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