静岡県は24年12月、輸出拡大を目指して「静岡茶リブランディングプロジェクト」に着手した。25年6月、クリエイティブディレクターの佐藤氏が公募を経て総合プロデューサーに就任。「リブランディング」ではなく「ブランディング」のプロジェクトとして、静岡県内の茶業関係者らがともに活動を進めてきた。

 14日にホテルアソシア静岡で開いた発表会で佐藤氏は、プロジェクトの目標を「プレミアム・グローバル・ブランディング」=世界に向けて静岡茶のプレミアム価値を高めて発信すること、と掲げた。

 ブランド定義は「静岡県産一番茶100%使用&静岡県内仕上げ加工100%」とした。県産一番茶の品質と仕上げ加工技術の高さを同時に訴求し、ブランドのプレミアム価値を高めて、静岡の茶業全体にブランド価値が波及する効果を目指す。

 ブランドロゴは「現代の蘭字」をコンセプトに開発した。日本と静岡のシンボルである富士山(赤富士)と茶畑をモチーフに、新たに作ったオリジナルフォントでブランド名を記載。静岡県を「日本のリーディング茶産地」と位置付けて英字を加え、22の産地名も記し、「静岡」「茶」の漢字も配置した。直線を生かしたデザインと赤と緑の鮮やかなカラーで人目を引きながら、歴史から現代の位置付け、産地の多様性まで、静岡茶への理解を促す。