
写真はグリア米通商代表部(USTR)代表。2025年11月、ベルギー・ブリュッセルで撮影。REUTERS/Piroschka van de Wouw/File Photo
[ワシントン 24日 ロイター] – ルビオ米国務長官と欧州連合(EU)のシェフチョビッチ欧州委員(通商担当)は24日、重要鉱物の生産と確保に関するパートナーシップの覚書(MOU)に署名した。先端製造業に不可欠な素材に対する中国の支配力を弱めるため、西側同盟国が連携を深める広範な取り組みの一環となる。
ルビオ氏は中国に直接言及しなかったものの、EUとの暫定合意は、西側同盟国の間でサプライチェーン(供給網)と重要鉱物が経済的成功にとって重要であるという認識が高まっていることを反映していると指摘。「これら資源が過度に集中しているという現状は容認できないリスクだ。サプライチェーンの多様化が必要だ」と述べた。
シェフチョビッチ氏は国務省で記者団に対し、今回の合意は環大西洋関係を強化し、共通の目標に向けた取り組みを加速させると言及。この取り組みをどのように実行していくかが真の試練であるとの考えを示した。
中国は、多くの鉱物の加工における支配力を地経学的な影響力として利用し、輸出を抑制したり、価格を抑制したりすることで、半導体や電気自動車(EV)、先端兵器の製造に使用される素材の調達先を多様化する他国の取り組みを妨げてきた。
これに先立ち、グリア米通商代表部(USTR)代表は、重要鉱物に関する貿易政策を調整する別途の行動計画を公表し、「重要鉱物のサプライチェーンを歪めてきた非市場的な政策や慣行」に対処するとの考えを表明。国境調整型の価格下限などの貿易措置が、国内の重要鉱物産業や産業競争力に不可欠な下流部門をどのように強化できるか米・EUは検討していくと語った。
グリア氏は同日中に、シェフチョビッチ氏と会談する予定。
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