【写真】中須賀克行(YAMAHA RACING TEAM)/2025鈴鹿8耐

 1984年に鈴鹿8耐への参戦を開始したヤマハは1987年、1988年、1990年、1996年に優勝を飾り、その後も2015年には2002年以来となる13年ぶりにファクトリーとして復活を果たすと、2018年まで4連覇を達成するなど強豪チームとして名高い。2019年の赤旗終了で迎えた決勝レースでは、トップでチェッカーを受けて暫定表彰式では真ん中に立ったものの、カワサキの優勝に覆る結果となり、それ以降は活動を休止していた。

 そんなヤマハは、2025年にYAMAHA RACING TEAMとしてファクトリー体制を復活させ再始動。ヤマハを知り尽くす中須賀に加え、MotoGPライダーのジャック・ミラーとWorldSBKライダーのアンドレア・ロカテッリを招聘し、多くのファンを沸かせた。優勝には届かなかったが、6年ぶりの参戦とは思えぬ熟練したヤマハYZF-R1の仕上がりと競争力を発揮した。

 そして2026年はチーム名をYAMAHA FACTORY RACING TEAMとし、鈴鹿8耐への参戦を継続する。ひとり目のライダーは、全日本ロードレースのJSB1000クラスで活躍し、前人未到の13度のタイトルを獲得しているエースライダーの中須賀だ。鈴鹿8耐では過去16度の参戦と、4度の優勝経験を持っており、引き続きチームを牽引し、2018年以来9回目となる優勝を目指す。

 今回は中須賀のみの発表となっており、残りのライダーラインアップが気になるところ。5月12〜13日には三重県・鈴鹿サーキットにて2日間の事前テストも実施されるため、参加ライダーにも注目したい。

■中須賀克行

「昨年に続きファクトリーチームの一員として鈴鹿8耐を戦えることをとても嬉しく思います。昨年はできる限りの準備をして本番を迎えましたが、事前テストでの怪我の影響もあり、ジャックやロカだけでなく、チームにも負荷をかけてしまったので、今年は万全の状態で臨めるようにしたいと思います。また今年は3人揃ってのテストが大会直前にしかできないこともあり、走り出しからチームメイトが満足できるセットを作り込んでおくことも重要です」

「今年はファクトリーの復帰2年目、プレッシャーも当然大きいですが、すべてを昨年からレベルアップして臨めるので楽しみにしていますし、昨年は届かなかった表彰台の中央を目指しますので、ぜひ、サーキットでの応援をよろしくお願いします」

■中村正氏(モータースポーツ統括部MS価値創造部長)

「ファクトリーチームが6年ぶりに鈴鹿8耐に復帰した昨年は、3日間で6万人を超えるファンに迎えられ、私たち自身、とても素晴らしい時間を過ごすことができました。だからこそ2位という結果に大きな悔しさがありました。昨年の私たちを超えて勝利するため、マシン、チームクルー、ピットワーク……そのひとつひとつを見直し改善を図ってきまし

「そのなかでライダーについても同様に検証し、あらためて中須賀選手が必要不可欠な存在であることを確認しました。間違いなく本人は昨年の自分を超えるために準備をしていますし、その姿がチームをさらに押し上げていくものと考えます。残り2人の発表は改めてになりますが、こちらも楽しみにしていてください」

[オートスポーツweb 2026年04月24日]