
新たな命 続々 シロオリックス、フラミンゴ、和歌山県白浜のアドベンチャーワールド
和歌山県白浜町のレジャー施設「アドベンチャーワールド」で、新たな命が続々と誕生している。各所でかわいらしい姿が観賞できる。
■シロオリックス
サファリワールドにあるキリン舎前の小運動場には、長い湾曲した角が特徴のシロオリックス(ウシ科)の赤ちゃん(雄)がいる。ほぼ無呼吸の状態で生まれたが、飼育スタッフの蘇生措置で回復した。未来への願いを込めて「ホープ」という名前を付けた。施設が動物の個体の名前を公表するのは珍しい。
初産だった母親に麻酔をかけ、赤ちゃんを取り出した。現在は母親も回復している。2024年10月に長野市の茶臼山動物園から施設が雄1頭を迎え入れたことで、今回の繁殖につながった。
飼育スタッフの中村和成さん(41)は「希少動物なので、赤ちゃんには元気に育って、遺伝的多様性を残してもらいたい」と期待している。当分の間、赤ちゃんの公開は午後1時45分から30分間。
この小運動場では、25年10月生まれのブラックバック(ウシ科)の子ども(雌)も過ごしている。
■フラミンゴ
鳥類の5種(約120羽)が暮らすバードトープでは、ベニイロフラミンゴとチリーフラミンゴ(ともにフラミンゴ科)の赤ちゃんが1羽ずついる。いずれも3月下旬にふ化した。
それぞれの母親は2月下旬に産卵した。ベニイロフラミンゴは親から「フラミンゴミルク」と呼ばれる分泌物を口移しでもらい、チリーフラミンゴは人工乳で成長している。
2羽とも現在の羽毛は白っぽい灰色。2歳ごろにはピンク色になるという。
飼育を担う陣内郁佳さん(37)は「元気に、伸び伸びと成長してほしい」と話している。
