海に浮かべる浮体式の洋上風力発電導入に向けて、県や秋田市が新たな研究会を発足させました。

浮体式の風車を繋ぎ止める、軽くてさびにくい合成繊維を幅広い分野で活用するため、課題を洗い出します。

浮体式の洋上風車をつなぎとめる係留索について、洋上風力発電の先進地ヨーロッパでは、従来の鋼のチェーンではなく、より軽く、さびにくい合成繊維ケーブルの活用が進められています。

この合成繊維ケーブルを係留索だけではなく、産業機械や建設業など、幅広い分野で活用しようと、県や秋田市が新たな研究会を立ち上げました。

実用化に向けて課題を洗い出しながら、供給網を確立し、県内事業者の育成を図るのがねらいです。

研究会会長 神部秀行副知事
「由利本荘、それからにかほ市沖では今後浮体式の洋上風力の実証事業も本格化することになっております」「秋田県内外の事業所、力を合わせてサプライチェーンを形成できればなと考えております」

研究会には合成繊維ケーブルを生産するオランダのファイバーマックス社も参加しています。

ファイバーマックス社は秋田港周辺を合成繊維ケーブルの生産工場の候補地に決めていて、再来年2028年ごろまでに具体的な計画をまとめることにしています。

洋上風力発電事業をめぐっては、9日、経済産業省とデンマークの風車製造大手のべスタス社が、日本での生産拠点の新設を2029年度までに目指すことで合意しています。

候補地として、北海道の室蘭市、福岡の北九州市、そして秋田市が有力視されています。

洋上風力発電の先進地として生産拠点の誘致を実現できるかが今後の焦点の一つです。

※午後6時15分からのABS news every.でお伝えします

Share.