(CNN) メキシコの麻薬組織リーダー、ネメシオ・オセゲラ容疑者が22日に殺害されたことを受け、メキシコ全土で組織メンバーらによる報復が多発している。影響はプエルト・バヤルタやグアダラハラといった観光地にも及び、米国務省は米国人に対してホテルや滞在先からの外出自粛を呼びかけた。
空の便は相次いで欠航となり、外国人観光客が身動きできなくなっている。
テキサス州ダラスからプエルト・バヤルタを訪れていたエイドリアン・ムーアフィールドさんは22日に米国へ帰国する予定だったが、朝のニュースで暴動のことを知ったという。
米国人観光客のジム・ベックさんはこの日、朝食のためプエルト・バヤルタのホテルを出ようとしたところ、「街中でタクシーが爆破され、道路をふさいでいた」とCNNに証言。「みんなが走り回って叫び声を上げ、ホテルに戻るよう促した」と話している。

燃えて煙を上げる車両=プエルト・バヤルタ/morelifediares/Instagram/Reuters

グアダラハラ国際空港で情報を求める旅行客/Paco Villanueva/Reuters
子連れで宿泊先にこもって外の暴動の様子を見守っているというマリさんは、「小さい子が2人いるので本当に恐ろしい」「湾全体が火に包まれていた」「何時間も煙がもうもうと立ち込めて何も見えなかった」と語った。
商店の襲撃や車の放火、略奪などを目撃したというトラビス・ダゲナイスさんは「こんな封鎖状態がいつまで続くんだろう。空港の運航停止はいつまで? 脱出方法はあるのか」と問いかけた。
メキシコの親類を訪れていたという米カリフォルニア州の米国人女性プリシラさんは21日にナヤリット州のテピクに到着し、10代の息子はいとこの家に、自身はホテルに滞在。その後外出自粛令が出たことで、一時的に息子と離れ離れになった。
「メキシコには何度も来ているけれど、こんなことは初めて」とプリシラさんはCNNに語り、車数台が放火されるのを見たと話している。
