毎日通いたくなる店づくりで食と感動の発信基地に!

季節に合わせてラインアップは随時更新

JR美浜駅前にある道の駅「若狭美浜はまびより」内の、農林水産物 直売所「みはまの市場」。

地元の新鮮野菜や特産品に加え、県内外の生産者のストーリーが詰まった選りすぐりの食品が並ぶ。

2023年の開店以来、代表を務める武田元之さんは、スタッフと共にプロの目利きで仕入れを担当し、なじみの地元客はもちろん、県内外の観光客にその魅力を丁寧に届けている。

「お客さんが『おいしい!』と毎日通いたくなるような楽しい店が理想。『よ〜しゃべる直売所』です(笑)」と朗らかだ。

美浜町で生まれ、県外の大学を卒業後にUターンした武田さん。

母方の祖父が経営していた敦賀市の 青果物卸売会社に入社し、46歳で代表に就任した。

約4年後、同社の子会社が美浜町に開業する道の駅に出店。

現在は「地元カラー株式会社」と名前を変え「地元から多様な色を掛け合わせて届ける」という思いを胸に、「みはまの市場」の運営などを精力的に進めている。

武田さんの根底にあるのは、幼い頃に母親から教わった「心と体は食べたものでできている」という信念だ。

店の理念に掲げ、10年前から県の「ふくいの食育リーダー」を務めている。

美浜町「うろこ屋」の真鯛炙り、敦賀市「とんとん工房」の味噌など、嶺南の“おいしいもん”が勢揃い

地域を盛り上げるための商品づくりにも力を注ぎ、観光農園「ハマベリーいちごの郷みはま」のイチゴを使った菓子などが店頭を彩る。

2024年には、敦賀市で30年以上にわたって手作り味噌や名産のにしん寿司を手掛けてきた「とんとん工房」の事業を承継した。

「80代の先輩から生産方法を教えてもらっている最中。長年、地域で親しまれてきた味を絶やさず、日本中に広めたいんです」。

昨年は、東京にある県のアンテナショップなどで試食販売を行い、販路拡大に着手。

さらに、テロワール(風土)を体現するため、美浜町産の大豆と米にこだわった味噌づくりへの挑戦を始めた。

「冬の推しはブリと水ようかん」 と郷土愛をにじませつつ、「究極のおいしさは誰と食べるか。大好きな人と幸せな気持ちで食べるのが一番!」と武田節を響かせる。

その軽快なトークも楽しみに、ぜひ店へ足を運んでみてほしい。

 

私のおすすめ“嶺南”スポット
久々子(くぐし)海水浴場

武田さん
子どもの頃から泳いだり、トレーニングしたりして過ごした大切な場所。浜辺の遊びはもちろん、火の始末といった生きていくための知恵まで教わった、人生の出発点です。ゆったりとした時間が流れる静かな浜辺です。リフレッシュしに足を運んでみてください。

【嶺南こんにちは通信】
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