
8年連続で最多更新 25年、和歌山県内の雇用障害者数
和歌山県内の企業が昨年6月1日時点で雇用した障害者数は2790・5人(短時間労働者は0・5人と計算)で、8年連続で最多を更新した。前年より91人増加した。一方、雇用義務のある企業のうち、法で定められた割合「法定雇用率」を達成した企業は57・8%と、2年連続で低下した。
障害者雇用促進法は、常時雇用する労働者の一定割合(法定雇用率)以上の障害者を雇うよう、事業主に義務づけている。この達成状況などについて、和歌山労働局が1977年から毎年、6月1日時点でまとめている。
雇用障害者数はおおむね増加傾向にあり、2004年に千人を、16年に2千人を超え、18年に2172人となって以降は毎年、過去最多を更新し続けている。25年の雇用者は身体障害者1472人(前年比0・2%減)、知的障害者738・5人(3・7%増)、精神障害者580人(13・3%増)で、精神障害者の伸び率が大きかった。
雇用義務がある企業は、40人以上を常時雇用する729社。このうち、法定雇用率「2・5%」を達成した企業は57・8%の421社で、前年より1・2ポイント低下した。一方、達成していない308社のうち、180社では障害者を1人も雇用していなかった。
■達成企業率は低下
達成企業率は23年に64・3%となったが、24年は59・0%に下がり、25年も低下した。24年の低下は4月に法定雇用率が「2・3%」から「2・5%」に引き上げられ、雇用義務対象企業が拡大した影響。25年の低下については、障害者雇用が困難と考えられる業種で、達成すべき雇用率を低く設定する制度があるが、これを段階的になくしていく流れの中で、建設業や運輸業、医療福祉業などで影響を受けたためという。
対象企業全体で、常時雇用する労働者に占める障害者の割合「実雇用率」は過去最高だった24年より0・01ポイント低下し、2・77%だった。
公的機関では、県知事部局が3・09%、県警本部が3・31%で、いずれも法定雇用率「2・8%」を達成。一方、県教育委員会は2・54%で、法定雇用率「2・7%」を下回った。13人の雇用が不足した。
市町(北山村は対象外)や市町教委、事務組合などでは、白浜町や串本町など8市町と4機関(調査時点)で、法定雇用率「2・8%」を達成していなかった。
