ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2026.01.18 12:21

英国で「中国スパイ要塞」議論がふくらんでいる。中国政府がロンドンのテムズ川べりに作ろうとしている欧州最大規模の「スーパー大使館」のためだ。習近平国家主席まで出た中国の強い意志にスターマー英首相は建設を承認する考えだが、英国では「中国がロンドンのど真ん中で金融・通信機密を盗もうとしている」という懸念が激しい。

英紙テレグラフは12日、「非公開処理されていない中国の在英大使館設計図面を入手した。中国外交当局はこの建物の地下に208個の秘密の部屋を作り、ここに諜報用先端コンピュータ装備に使える熱排出システムなどを備える計画」と報道した。報道によると、この空間のすぐそばには金融中心地である「シティ・オブ・ロンドン」と「カナリーワーフ」の金融データ、ロンドンの数百万人のインターネットユーザーの電子メールとメッセージトラフィックデータを伝送する光ファイバーケーブルが通る。

テレグラフは「秘密の部屋には長期間とどまれるよう非常発電機、スプリンクラー、トイレとシャワー室も設計されている。中国が光ファイバーケーブルに接近し英国の国家・金融機密を奪取しようとしているとの懸念を呼び起こしている」と指摘した。

中国が作ろうとする在英中国大使館の用地は過去に英国王立造幣局があった所だ。ロンドンの代表的観光地であるタワーブリッジやロンドン塔ととても近い。英国王室が2010年に不動産開発業者に売却した土地を2018年に中国政府が2億5500万ポンドで買い取った。

中国政府は2022年にここに超大型大使館を建設すると英国当局に申請した。面積が2万2000平方メートルで、完工すれば欧州最大の中国外交公館になる。だが管轄であるタワーハムレッツ区議会は安全とセキュリティ、交通混雑などの理由を挙げこの申請を棄却した。

だが中国は考えを曲げなかった。英国政府が正当な理由なくロンドンの新中国大使館施設建設許可を出さずにいると不満を提起した。2024年8月には習主席がスターマー首相の就任を祝う電話で「大使館新築を許可してほしい」と直接要請した。

ロンドンの真ん中に「スパイ要塞」議論…中国の超大型大使館に震える英国(2)