米ロ高官のウ和平案協議の内容漏えいか、ロシア「交渉妨害」と反発

米政権のウィットコフ中東担当特使特使とロシアのプーチン大統領。2025年8月6日、ロシア・モスクワで撮影の提供写真。Sputnik/Gavriil Grigorov/Pool via REUTERS

[モスクワ 26日 ロイター] – 米政権のウィットコフ中東担当特使がロシアのウシャコフ大統領補佐官に、ウクライナ和平案をトランプ大統領にどのように提唱すべきか助言していたことを示す通話記録が漏えいしたことを受け、ロシアは26日、和平交渉を妨害する容認できない試みで、ハイブリッド戦争に相当すると反発した。

ブルームバーグは25日、ウィットコフ特使とウシャコフ補佐官が10月14日に行った電話協議の記録を報じた。ブルームバーグは記録を検証したとしているが、どのように入手したかは不明。

ウシャコフ氏はロシアのメディアに対し、協議の内容は公表を意図したものではないとし、漏えいは明らかに米ロ間協議を妨害することを狙ったもので、「受け入れられない」と述べた。

会話の一部は暗号化された政府のチャンネルを通じて行われており、当事者の一方による故意の行為がない限り、傍受や漏えいが起こることはまれという認識を示した。

一方、トランプ大統領は、ウィットコフ氏がロシア当局者を指導しているようにみえるのはなぜかという記者からの質問に対し、「交渉のプロがやること」とし、「非常に標準的な交渉方法だ」と一蹴した。

ロシア政府系ファンドの責任者で国際経済投資協力を担当するキリル・ドミトリエフ特使は、ブルームバーグの報道は「偽物」とコメントした。

ロシアのリャブコフ外務次官は、メディアの一部が、欧州諸国による米ロ関係の弱体化を狙ったロシアに対するハイブリッド情報戦争に利用されているという見方を示した。

また、ウィットコフ氏ら米政府高官らが来週、ウクライナ和平案の協議のためにモスクワを訪問する見通しの中、ロシアは和平案を巡り大きな譲歩はしない考えを表明した。

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