対話型人工知能(AI)「ChatGPT」やソーシャルメディアの「X(旧ツイッター)」で18日、ユーザーがアクセスできなくなる障害が発生した。ウェブセキュリティー企業のクラウドフレアが世界的なネットワーク障害の復旧を進めるなかで起きた。
クラウドフレアは、自社サイト上で「複数の顧客に影響を及ぼす可能性のある問題」を調査していると発表した。同社はカスタマーサポートポータルでも不具合を抱えており、同日早くには一部地域で定期メンテナンスを予定していたという。
障害発生から約1時間後、クラウドフレアは「サービスの回復が見られる」と説明。一方で、「復旧作業を続ける間は、通常より高いエラー率が続く可能性がある」と顧客に注意を呼びかけた。
クラウドフレアのソフトウエアは世界中で数十万社が利用している。企業のウェブサイトと利用者の間で緩衝役となり、過剰なトラフィックによる攻撃からサイトを防御する仕組みを提供している。
同社のシステム障害はこれまでにも複数回発生している。2019年7月にはソフトウエアのバグが原因となった障害で、世界中の多くのウェブサイトが最大30分間にわたりアクセス不能となった。
英サリー大学のサイバーセキュリティー専門家、アラン・ウッドワード教授は「クラウドフレアは一般にはあまり知られていないが大きな影響力を持つ企業だ」と指摘。今回の障害はインターネットが「ごく少数のプレーヤー」に依存していることを如実に示すものだと語った。
ムーディーズのウェブサイトも影響を受け、ページ上部に「サーバーエラー」が表示された。
原題:Widespread Cloudflare Outage Blocks NJ Transit, ChatGPT Websites(抜粋)
(第6段落以降を追加します)
