奥能登で本格的な復旧工事に着手です。2024年の能登半島地震や奥能登豪雨で、大きな被害を受けた石川県輪島市の河原田川では、ブロックで川の護岸を作り直す本格的な復旧工事が4日から始まりました。
【写真を見る】奥能登2市2町の19河川で本格復旧工事へ 石川・輪島市の河原田川では川底1.5m掘り下げ水害対策
記者リポート「能登半島地震から1年10か月。護岸が壊れた河川の本格的な復旧工事が始まりました」
地震と豪雨で被害を受けた奥能登の2市2町を流れる45の河川のうち34の河川では、土砂の撤去や今後、土砂が流れ出ないよう、仮設のえん堤を整備するなど応急的な工事が完了しました。
これを受け、民家が近くにあるなど優先度が高い19の河川について、県は今月から順次、本格復旧工事に着手します。
■川沿いの写真館は70センチの高さまで水に浸かる
輪島市の河原田川では最も早く4日から工事が始まり、壊れた護岸の復旧に向けて工事車両用の仮設道路を作るための土砂をダンプカーで運びました。
2024年の奥能登豪雨では、河原田川流域の家屋で床上浸水などの被害が発生し、川沿いで写真館を営んでいる高田陽一さんも被害を受けた1人です。
濁流が建物の中に入り込み、高さ70センチほどまで水に浸かったといいます。
高田陽一さん「ここまで水に浸かりカメラやレンズなどが使えなくなった」
■住民「3年後の完了までにまた洪水が起きたらと思うと」
水に浸かった建物の修復は思うようにはかどらず、未だに壁の部分には石膏ボードが貼られたままです。
高田陽一さん「3年後に工事が完了すると聞いている。その間にまた洪水がおきたらと思うと」
今回の本格復旧工事では、壊れた護岸の整備だけでなく、川底を1.5メートル掘り下げるなどの対策をとって、水害に強い河川を目指します。
奥能登土木総合事務所・納橋豊暢所長「1日でも早く県民の皆さんの安全安心の確保を図れるよう努めたい」
河川の工事は、比較的水量の少ない11月から2026年の5月を中心に行われる計画で、2028年度末までの完了を目指します。
北陸放送
