ウクライナの水上ドローン「シーベイビー」は航続距離が伸びた。Security Service of Ukraineウクライナの保安当局は22日、海軍の新型ドローン「シーベイビー」を公開した。自動機関銃とロケットランチャーが搭載され、従来に比べて航続距離が伸びている。この改良はウクライナが引き続き、ドローン技術の開発に投資していることを示している。
ウクライナの保安当局は、海軍の新型水上ドローン「シーベイビー」を公開した。自動機関銃とロケットランチャーを搭載し、これまでのものよりも航続距離が伸びている。
今回の改良は、ウクライナがこの戦争で最も重要な海軍ドローンの開発に引き続き投資していることを示している。

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ウクライナ保安庁(SBU)は22日、次世代海軍ドローン「シーベイビー」がすでに黒海での試験を完了しており、7月にはクリミア半島とロシアの間を結ぶ橋の攻撃に使用したことを発表した。
テレグラムでのSBUの書面での発表によると、改良されたこのドローンは、航続距離が以前の960kmから1500kmまで大きく伸びている。
最大2000kgまで積載可能で、強化されたエンジンと最新のナビゲーションシステムも備えている。
ロケットランチャーが搭載された新型ドローン「シーベイビー」。Security Service of Ukraine
SBUは、改良されたドローンの2つの異なるバージョンの写真を紹介した。1つはジャイロ安定化自動機関銃を搭載したもの、もう1つはグラッド多連装ロケット発射システム(Grad multiple rocket launch system)を搭載したものだ。これらの改良には、ウクライナ政府が運営するクラウドファンディングサイト「United24」で集めた資金が使われた。
ウクライナは伝統的な海軍を持たないため、黒海での戦闘で、ドローンとミサイルに頼っており、これまでの3年間で数十隻の軍艦や船舶に損害を与えたり破壊したりしてきた。ウクライナはまた、これらの兵器をケルチ橋や沖合の石油施設などの重要な拠点をターゲットにした攻撃に使用してきた。
ウクライナの作戦によって、ロシアは黒海艦隊の大半を長年司令部を置いていたクリミアから同地域の反対側にあるノボロシスク港へ移転せざるを得なくなった。
ウクライナはこの非対称的な戦争での戦術として、水上ドローンの開発に重点を置いて投資してきた。水上ドローンは通常、爆発物を搭載するが、地対空ミサイルなどの兵器を搭載できるように改良し、ロシア機を撃墜できるようにしている。
ウクライナの別の水上ドローンには大口径機関銃を搭載したものや、小型クアッドコプタードローンの発射台を備え付けたものもある。
機関銃を装備した「シーベイビー」。Security Service of Ukraine
最新の「シーベイビー」はおそらく、対空攻撃に貢献するだろう。
「我々のドローンは黒海でのパワーバランスを変え、その有効性を証明した」と、SBU長官のヴァシーリー・マリューク(Vasyl Malyuk)中将は先日の声明で述べ、「新世代のシーベイビーはさらに効率的だ」と付け加えた。
彼の発言の翻訳によると、黒海からロシア軍艦艇を取り除くウクライナの作戦を「継続する」と彼は述べ、ロシアは「技術開発の力を感じることになるだろう」と付け加えた。
黒海での戦いはウクライナにとって明るい光となっており、低コストのドローン技術が、高額な兵器に効果的に対抗できることを示している。
「SBUは海軍の新しい戦術の理論的指導者だ」と、SBUのイワン・ルカシェヴィチ(Ivan Lukashevych)准将は述べた。
「我々は引き続き、黒海でのウクライナの優位性をできる限り維持する効果的な手段を探している」
NATO軍は黒海での戦いを注意深く見ており、今後の紛争における水上ドローンの脅威に向けた訓練と戦術を調整している。

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