【写真を見る】金沢が発祥 「子ども見守りボランティア」 主要メンバーの“祖父母世代”の高齢化などで存続の危機に “親世代”の参加を促すため 出勤時間の調整など可能にするよう石川県に支援を要請

そうした中、参加者の幅を広げようと、新たな取り組みが金沢市で始まろうとしています。

「頑張っていってらっしゃい。おはよう。はい、頑張れ。」

金沢市の大浦小学校の通学路で毎日、子どもたちを見守っている平寿彦さん(78)が見守り活動を始めたのは2001年6月です。

当時、大阪教育大学附属池田小学校の敷地内に刃物を持った男が侵入し、児童8人が犠牲になった痛ましい事件がきっかけでした。

大浦小スクールサポート隊・平寿彦隊長「子どもの安全を守らないといけないということで私が始めさせてもらった。それが全国にも広がって約200万人以上の方が子どもの安全を毎日守ってくれている。」

現在、見守り活動の中心を担うのは70代から80代の高齢世代。

メンバーの間で進む高齢化や企業の定年延長などの影響で、石川県内の見守りボランティアに関わる人は、2016年の2万人余りから現在はおよそ1万4600人まで減りました。

平さんが隊長を務める大浦小学校でも、かつては79人いた参加者が現在60人に減っています。およそ20年前から活動に参加しているメンバーは、今いる人だけで活動を続けるのは難しいと感じています。

大浦小スクールサポート隊・細井満夫大浦町支隊長「体調を壊して辞めていく方もよく見る。親御さんや父兄の方々に朝少しお手伝いしてもらえたら」

■親世代は参加したくても 職場が…

活動の存続に欠かせない親世代のボランティア参加ですが、保護者からは参加したくても参加できないという声もあがります。

母親「早退や午後から仕事を休むなどの対応をしないと参加できない。職場の協力があれば休めると思うが」

こうした中、親世代が働きながら見守り活動に参加できるよう、平さんは新たな取り組みを始めました。23日、県に要請したのは「ボランティア許可証明書」の交付。

大浦小スクールサポート隊・平寿彦隊長「制度がどんどん広まっていけば、それを使って簡単に会社のほうにお願いできるようになれば、若い子どもを持っているお父さんやお母さんたちが通学路に立っていただくと、一気に高齢化から若手のほうに広まっていくんじゃないかと」

子どもたちの安全を守るために、地域社会が一丸となった体制づくりが求められています。

北陸放送

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